元彼が忘れられないA子
結婚8年目のA子には、3人の子どもがいます。
ご主人との出会いは、同僚からの紹介でした。
実はA子には、過去に大恋愛の末、別れた彼氏がいました。
社会人になってからも、高2から大学3年まで付き合っていた彼のことが、ずっと忘れられずにいたのです。
息子に元彼の名前をつける異常性
どれくらい元彼に執着していたかと言うと……自分の子どもに、元彼と同じ名前を付けちゃうぐらいです!
しかも漢字も読み方も全く同じ! ほんと、丸パクリです!
その後、子宝にも恵まれて5人家族になったA子夫婦。
軽自動車からワンボックスカーに買い替えたとき、車のナンバーを元彼の誕生日に設定したんですよ。
きっとご主人は「妻と子どもたちを連れてたくさんお出かけするぞ! 楽しみだなぁ」って思いながら、新車を購入したはずです。
しかし横にいる妻は、車に乗るたびに初めての彼の思い出に浸ってる……。怖すぎっ!
ここまで10代のころの恋愛を引きずってる女性も珍しいですよね。
夫の転勤で大ピンチ!
数年後、A子にとんでもないピンチが訪れます。
それはご主人が、たまたまA子の地元の営業所に異動になったことです。
ご主人の希望で、単身赴任ではなく一家での引っ越しが決まりました。
このときA子は「高校の同級生に会ったらイヤだなぁ」と胸のざわつきを感じましたが「まぁほとんどが県外の大学に進学して、都内で就職してるだろうし。大丈夫か」とたかをくくってしまったのです。
学生時代の友人に元彼依存がバレる
長男の小学校の入学式です。
なんとA子が高校時代に仲の良かったH美と再会!
もちろんH美は、A子と元彼の関係を知っています。
H美がA子の息子に「はじめまして〜。よろしくね! お名前な〜に?」と……。
息子がH美親子に自己紹介している間、A子は変な汗が止まらなかったそう。
H美もすぐにピンときたのでしょう「あっそうなんだ……。へぇー(あなた自分の子どもに元彼の名前つけるタイプの女だったんだぁ)」と明らかにドン引きされた上に、その後の会話も警戒心丸出しで対応されました。
それからも、いつまでも「元彼」に囚われているA子は、H美から距離をとられているようです。
過去の恋に未練を残すのは、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
忘れられないくらい素敵な恋愛だったのかもしれませんが、未練が執着になる前に、次のステージに進みましょう。
ftnコラムニスト:広田あや子