夜道を1人で歩いていると、暗闇の向こうから走ってくる人影が……。想像しただけでも、背筋がゾッとしませんか。今回は筆者が学生時代に体験した、ヒヤッとするエピソードをご紹介します。
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夜道、目の前から2人組の男性が走ってきた

居酒屋のバイトを終え、23時ごろ店を出ました。

1人暮らしのアパートまでは徒歩10分ほどでしたが、夜道を1人で歩くのは心細かったです。

すると街灯もない真っ暗な道で、前方から2人組の男性が走ってきました。

わたしは恐怖で足がすくみ、固まって動けなくなりました。

襲われる! と覚悟。しかし、実は良い人たちだった

もうダメ……襲われるっ! と思った瞬間です。

20代後半ぐらいの見た目もかなりイカつい男性たちが、私の横を颯爽と駆け抜けました。

ゆっくり振り向くと、10メートルほど離れた場所で、男性たちが座り込んでいます。

目を凝らしてよく見ると、猫撫で声で「ポチ〜帰るよ〜」と柴犬をあやしていました。

わたしはホッとしたと同時に、彼らのギャップに驚き、思わず「フフフッ」と笑い声を上げてしまいました。

すると、男性たちもわたしの視線に気づき声をかけてくれました。

安心のためにも防犯グッズを活用しよう

男性たちは近所に住む1人暮らしのおばあちゃんから頼まれ、逃げ出した柴犬を探していたんだとか。

「僕たちが走ってきて、めちゃくちゃ怖かったですよね」「マジで怖い思いをさせてすみません」と謝られました。

どうやら、私の顔が引きつっていたのもバレバレだったようです。

女性なら暗い夜道を歩いているときに、目の前から男性が走ってきたら、怖くてたまりませんよね。

あのときは、お兄さんたちが優しい方だと分かりホッとしました。

1人暮らしや帰宅時間が遅くなる女性は、上手に防犯グッズを活用して自分の身をしっかり守りましょうね。

ftnコラムニスト:広田あや子