多くの人が何らかのSNSで自分のことを発信する今の時代では、近しい人のアカウントを偶然発見してしまうこともあるようです。今回は夫婦間でのSNSトラブルのエピソードを友人に聞きました。
ftnews.jp

ひょんなことから夫のSNSアカウントを発見してしまい……

友人のA子はSNSで趣味に関する情報を調べていたとき、偶然夫のアカウントを見つけてしまいました。
プロフィールを見て「この人、なんだかうちの夫っぽいな……」とは思っていたのですが、よく見るとアイコン画像が夫の実家で飼っている犬だったので、もはや夫本人であることは疑いようもない状況でした。

悪いとは思いつつ読んでみると

夫とはいえ人のSNSをこっそり見るなんて……と思いましたが、どうしても好奇心を抑えられず読んでしまったA子。

そこには、夫の日常とともに、A子への悪口も書かれていました。ただの愚痴ならいいのですが、フォロワーからのウケを狙いたいのか、中には誇張表現や明らかな嘘もありました。
たとえば、A子は毎日欠かさず洗濯しているのに、「嫁が洗濯してくれないからこの時間から洗濯機を回す羽目に……」という呟きがあったりするのです。

A子は反撃を決意しました。

サクっと反撃開始!

実はA子もSNSを利用していて、持ち前の文章力で集めた数千人のフォロワーがいます。
そのフォロワーに向かって夫の呟きを引用し、ユーモアを交えて論破! フォロワーの反応は上々で、A子の発言は大きな反響を得ました。

夫本人はというと、突然自分の発言が大量にリツイートされ始めたのでびっくり!
ようやくそこで夫は、A子にSNSのアカウントがバレたことを理解しました。コメント欄には「洗濯くらい自分でしなよ」といったような正論もあり、夫は自分がやらかしたことを反省したそうです。

SNSもいいけど、まずは本人と向き合おう

A子は「そもそも嘘はダメだし、言いたいことがあるならまずSNSじゃなくて私本人に言ってほしい。やり返しといてこんなこと言うのも何だけど、夫婦なんだからさ」と夫に語り掛けました。

夫も真摯に受け止め、それからはSNSで発散する前に本人にきちんと言うことをお互いに約束したそうです。

パートナーにSNSで愚痴を言われていることが判明したら誰だってショックを受けるはず。つい反撃してしまう気持ちも分かります。
でも、そこで投げ出さず、こんなふうに建設的に話し合いができるのは素晴らしいことですよね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの