家庭の事情や立ち入った話を勝手にほかの人に言いふらされたら、良い気はしませんよね。しかし、その相手が息子同士が仲の良いママ友だったら? 「歩くスピーカー」とも噂されたママ友を懲らしめた、すっきりするお話をどうぞ。
人の家庭事情をどんどん広めるママ友
A子は息子の通う幼稚園のママ友であるB美が苦手でした。なぜなら収入や姑との関係性などをどんどん詮索しては、ほかのママ友に広められるから。聞いてもいないのにほかのママ友の立ち入った話も聞かされるので、なんとなくほかのママ友とも話しづらかったといいます。しかし息子同士が仲が良かったため、邪険にもできずにいたそう......。
話をはぐらかすと自分の悪口を広められる
会うたびに「A子さんも息子君も服がブランドものじゃない、稼いでるのねえ」「今お仕事は忙しいの?」と何かにつけて色々聞いてくるB美。適当にかわそうとしても「友達じゃん、何でも話してほしい」「冷たいのね」と、まるでA子が悪者のように後々言いふらされるので参っていたといいます。
みんなで距離を置くことに
あるとき、ほかのママ友数人とお迎えの時間が被り少し話すことに。すると、みんな詮索しては広めるB美に困っていたことが発覚しました。そこで次の日から、B美が話しかけてきても挨拶を交わすだけ。「忙しいから」「用事があるから」とみんなで一斉に距離を置くことにしたのです。
ママ友がしっかり反省してくれたのでスッキリ
1か月後、B美からランチ会に誘われたA子。ほかのママ友とも相談し、距離を置きすぎるのはよくないとみんなで参加することにしました。
すると、席に着くなり泣きながらこれまでのことを謝罪するB美。「みんなと仲良くなりたいがどうしていいか分からず、立ち入ったことを聞いてしまっていた」「距離を置かれて自分がしていることが最低なことだったと気づいた」と、ようやく自分の行為に気づいたそうです。その後は詮索されるようなこともなくなり、ママ友同士みんなこれまで以上に仲良くなれたんだとか。
親しき仲にも礼儀あり、の精神を忘れずにいきたいですね。
ftnコラムニスト:一瀬あい