結婚生活がスタート
友人のA子は先日、長年付き合っていた男性とゴールイン♡ 郊外にマンションを購入して新生活を始めました。
A子は大学を卒業してからずっと1人暮らしをしていたので、家事はお手のもの。一方、夫は結婚するまで実家暮らしだったので、はじめは何かとすれ違うことも多かったそうです。
夫婦とはいえ他人同士。価値観の違いは多かれ少なかれありますよね。とはいえ、2人は何かあるたびにお互いの意見をすりあわせ、結構うまくやっていたそうです。
姑からの電話で口を滑らせてしまい……
しかし、そんな2人の新生活を心配している人がいました。夫の母親、つまりA子の姑です。
ずっと実家で暮らしていた息子を気遣ってか、姑はしばしばA子に様子を伺う電話をかけてきました。
大抵は世間話で済ませていたのですが、ある時A子は「やっぱり一緒に暮らしてみると戸惑うこともたくさんありますね(笑)」と口を滑らせてしまったそう。
それを聞いた姑は、予想外の方向に暴走し始めます……!
姑が持参した物とは?
1週間後。姑がA子だけがいる時間帯を見計らって訪ねてきました。
そして、挨拶もそこそこに「A子ちゃん、これ良かったら活用してね!」と渡してきたのは、1冊のノート。
「なんですかこれ……?」A子が不思議に思いながら開くと、そのノートには……
「お風呂の温度はぬるめが好きなので、38度くらいにすること」
「体調が悪い時はお粥よりもうどんのほうが食べます」
「夜更かしするとすぐに胃を壊すから気をつけてあげて」
などなど、夫の”トリセツ”が事細かに書かれていたのです!
これをどうしろと……?!
姑はA子にノートを託して満足気に帰っていきましたが、A子は内心ドン引き! 夫から、姑が過保護だということは聞いていたものの、まさかここまでとは……。
帰宅した夫に経緯を話してノートを見せると、夫はA子以上にドン引きして、速攻で「これ全部オレが自分でやればいいだけだよね? なんでA子にやってもらうこと前提なの?」と姑に電話で抗議していたそうです。
まとめ
”トリセツ”に違和感を覚えて、きちんと抗議してくれる夫で本当によかったですね!
姑も悪気があったわけではなく、ただ息子のことが心配だったのでしょう。世代的に、なんでも「お母さんがやってあげないと」と思っている可能性もあります。
上手にかわしながら、若い2人には現代風の自由な家庭を築いていってほしいものです。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの