子どもって、時々大人が思いつかないようなことをやってのけたりしますよね。そこが子育ての大変なところであり、面白いところでもあります。というわけで今回は友人の息子が食事中にやらかしてくれた可愛いエピソードをご紹介します!
3歳の息子。まだまだお行儀が悪いことも
友人A子の息子は3歳になったばかり。
これまでは食事も親が食べさせていましたが、最近ではなるべく子どもが自分で食べるように促しているそうです。
しかし、お皿もカトラリーも小さい子どもにとってはオモチャと同じ。フォークで机をカンカン! と叩いて楽器代わりにしてみたり、お皿を乱暴に扱ったりと、なかなか目が離せません。
思わず「優しくしてあげて!」と叱ると
その日も、息子が食事中にコップやフォークを乱暴にテーブルに置いてはふざけて笑っていたため、A子は思わず「もっと優しくしてあげて!」と少しきつめに叱りました。
息子は一瞬シュン……としたものの、分かっているのかいないのか、すぐにヘラヘラ笑い出しました。
A子はそんな息子の様子を「分かってないんだろうなぁ……」と呆れて見守りながら、夫と自分の分の食事を作っていたそうです。
まさかの行動にキュン不可避……!
ふと、「なんだかやけに大人しいな?」と不思議に思ってA子が目を上げると、息子はまたしても食事を中断して何かをしている様子。
「もしかしてまた遊んでる?」A子は声をかけようとしてふと気がつきました。息子は遊んでいたのではなく、コップや食器を優しく撫でていたのです。
A子の視線に気付いた息子は、にこっ! と笑って「あのね、やさしくしてるよ!」と言いました。
そう、息子はさっきA子に「優しくしてあげて」と叱られたことを受けて、自分なりに「優しく」していたのでした。
息子にとって”優しい”イコール”撫でる”なんだ! と気付き、A子はキュンとしたそうです。
まとめ
自分なりに「優しさ」について考えた結果、コップや食器を撫でることを思いつくなんて、3歳児ならでは。かわいすぎますよね……!
食事のマナーももちろん大切ですが、大人には真似できない自由で柔軟な発想を、これからも伸ばしてあげたいなぁと思ったA子でした。
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの