嫁である自分を見下し、常に高圧的な態度で迫ってくる姑。
しかし、ある事をキッカケに急にしおらしくなりました。
「ごめんね……。私、こういうの全然分からないのよ……。教えて貰えないかしら?」
まるで人が変わったかのように謙虚になった姑を見て「これからは、上手くやっていけるかも!」と自信を持った知人女性。
一体、姑の身に何があったのでしょうか?
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マウントを取る姑

知人女性の姑は、高学歴かつ良家のお嬢様出身ということもあって、常に嫁である彼女のことを見下していました。
「あなたの生けたお花、センス無いわね。まぁ、華道未経験者には無理か……」
「高卒の分際で、うちの息子と結婚出来たんだから感謝しなさいよね!」
姑の心無い言動に胸を痛める知人女性でしたが、夫が多忙なこともあり、姑の病院への送迎はいつも彼女が行っていました。
ですが送迎の際も、感謝の言葉一つ述べず「嫁として当然!」という態度を姑は貫いていたのです。

連絡が来ないので、違和感を抱くと……

ある日、いつものように姑の病院送迎を行った知人女性。
いつもならば診察が終わった後に「早く迎えに来なさい!」と電話してくるのハズですが、何故か今日は待てど暮らせど連絡が来ません。
「待ち時間が長いのかな?」と最初は思ったものの、違和感を抱いた知人女性は直接、病院に赴きます。
するとそこには、半ベソ状態の姑がスマホを持ったまま、病院前に呆然と立ち尽くしていました。

謙虚になった姑

「最近、ガラケーからスマホに換えたんだけど、どうやって電話すれば良いのか分からなくて……。だから連絡出来ずに、ここで1時間以上、途方に暮れていたの」
そう。姑はスマホをまだ使いこなせていない為に、知人女性に連絡が取れずにいたのです。こうして彼女が気を利かせて迎えに来なければ、ずっとこのままだったかもしれません。
その日の帰り道、まるで人が変わったように姑は「ありがとうね」と知人女性に繰り返しお礼を言いました。
連絡を取ることもままならず絶望に陥ったことで、迎えに来てくれた彼女の存在が尚更、有難く感じられたのでしょう。
「自分にも苦手なことがある」そう認識した姑は、それからは謙虚な姿勢で「どうやればいいの?」と言って、スマホの使い方を彼女にレクチャーして貰っています。
IT世代の強みを生かし、嫁イビリから脱出した知人女性。まさに、あっぱれですね!

ftnコラムニスト:六条京子