ママ友は子どものことを話せたり情報交換できる心強い存在ですが、それと同じくらいトラブルの要素が秘められていることもあります。今回は引っ越してきたばかりのママ友とトラブルになりかけた話を友人が聞かせてくれました。
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近所に引越してきた子連れファミリーのママと友達に

A子は新興住宅地に住む2児の母です。子連れファミリーもたくさん住んでいるその新興住宅地に、最近新しく引っ越してきた人がいます。A子と同じくらいの子どもを育てているBさんというママです。
子どもの年齢が近いということもあり、A子とBさんは公園や児童館で一緒になることも多く、会えばおしゃべりする仲になりました。

「友達がいなくて不安」と言うので……

Bさんはあまり社交的なほうではなかったので、引越ししてきてしばらくたってもA子以外にママ友ができず、悩んでいるようでした。

ある日、「私まだ地域のことも全然分からないんだけど、A子ちゃんってオススメのスーパーとかある?」と聞かれたA子。
もともとお得情報を収集するのが大好きなので、近所のスーパーの特売日や、アイテムごとにお得に買える店などを詳しく教えてあげました。

徐々に雲行きが怪しくなってきて

そこまでは良かったのですが、A子の行動範囲を把握したBさんはそこからちょっとずつエスカレートしていきました。
「今日って〇〇スーパーの特売日でしょ? A子ちゃん行くよね? 私もついでに乗せてって!」「今日はどこに買い物に行くの? 一緒に行っていい?」と毎日のようにA子と行動をともにするようになってきたのです。

「冷蔵庫からっぽ」って……知らんわ!

最初は「ママ友がいないから不安なんだな」と思って許容していたA子も、さすがに何度も同じことが続くと気味が悪くなってきました。
しかも、Bさんは自分で車を出すことはなく毎回A子に運転させるので、まるでタクシー扱いされているような気分に……。

そんなある日、いつものようにBさんに誘われたA子が「今日は子どもの体調が悪いから行かないよ」と言うと、Bさんはなんと逆ギレ!
「え、困るんだけど! もううちの冷蔵庫からっぽだよ!?」と言ってきたのでビックリ。

さすがにA子が「うちの車はタクシーじゃないよ」と釘を刺すと、Bさんはあからさまにムッとして、それ以来あまり絡んでこなくなったそうです。

まとめ

この一件でA子は「Bさんは私と友達になりたかったんじゃなくて、お得な情報をくれて車を運転してくれる人がほしかっただけなんだな……」と気付かざるをえませんでした。
最初は本当にママ友がいなくて寂しかったのかもしれませんが、ママ友だからって、相手を尊重せずに横暴な扱いをしていたら友情は続きませんよね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの