ママ友と一緒に夏祭り
Aさんは同じ幼稚園に通い、子どもが仲良しのママ友Cさんと一緒に近所で行われる夏祭りに行くことになりました。夏祭りに出かけるまでは、Cさんに悪いイメージはありませんでした。
Aさんの娘も夏祭りに友達と出かけられるのを楽しみにしており、Aさん自身も夏祭りの日を心待ちにしていたのです。
「ん?」最初から不穏な夏祭り当日
楽しみにしていた夏祭りの日がやってきて、Aさんは気合いを入れて娘に浴衣を着せ待ち合わせ場所に向かいました。
Cさんは少し遅れてやってきて浴衣姿の娘を見るなりこう言ったのです。
「えーそっちだけ浴衣でズルい! 髪飾りだけでも貸してくれない?」
少しだけ違和感を覚えたものの「浴衣で行く相談をしなかった私も悪いかも」と素直にCさんの娘に髪飾りを貸してあげました。子どもたちは嬉しそうにしていたので、これで夏祭りを楽しめるとAさんは思いました。
「お前のものは俺のもの!」なママ友
その後、夏祭りで遊んでいるとCさんの理不尽な本性が見えてきました。
ヨーヨーや金魚などAさんの娘がとったものを、Cさんはすべて欲しがるのです。
「もらってもいいよね!」大人に圧をかけられた娘はCさんに自分のものを渡してしまいますが、とても悲しそうな顔をしています。
ワタアメすら自分でお金を出さずに、娘の買ったものにたかろうとするのを見て、Aさんはやっと目が覚めました。
縁切り決定! 帰ります
これ以上、一緒にいても私と娘は不快な思いをするだけだ。
そのことに気がついたAさんは「急用を思い出しちゃった」と言い、夏祭りから帰ることにしました。Cさんは不満そうでしたが、気にせず帰ることに。
普段はいい人だと思っていただけに、Cさんに理不尽な本性が隠されていたとは思いませんでした。非日常のイベントだからこそ出る本性。何か理由があったのかもしれませんが「自分と合わない」と感じたのなら、Aさんのように早く判断してしまうのも1つの手段でしょう。
ftnコラムニスト:安藤こげ茶