モラハラ夫は今日も気まぐれ
Cさんは5歳と3歳の子どもを育てるママ。夫は稼いできてはくれるものの家事や育児は一切せず「俺が一番偉い」と思っているモラハラ夫です。
休日のお出かけ先は、夫の気まぐれで決まります。
「夏だから海に行くぞ!」
元々の予定が一気に変わり、今日も夫の一声でお出かけ先が決まりました。Cさんが抵抗しようものなら、不機嫌になり怒鳴ってくるのは、これまでの生活で明らか。夫の性格をよく知るCさんは、今回も仕方なく従うことに。Cさんは水着や着替え、レジャーシートに浮き輪など海の準備を1人で超特急で行い、海へと出かけることになったのです。
何のために来たの?「俺は何もしないからな」
モラハラ夫はいつも出かける先を決めるだけで満足してしまいます。それが家族サービスだと考えていて、自分は休みに子どもと遊ぶいい父親だと考えているのです。それに振り回されるCさんの気持ちなど知ろうともしません。
海に到着しCさんがレジャーシートを広げていると、そこに真っ先に寝転んだのはモラハラ夫。
「俺は何もしないから、お前が遊んでやれよ」
そう言うと本当に寝てしまったのです。
子どもたちが楽しそうならOK!
Cさんはワンオペで子ども2人と海で遊びます。水遊びは危険なので「もう1人、大人がいてくれれば楽なのに……」という思いはありましたが、そう言っても仕方ありません。
全力で遊び子どもたちも楽しんでくれたので、それで大満足でした。夫への不満はたくさんありますが、子どもたちの楽しそうな顔を見ればそんなことはどうでもよくなってしまうのです。
ざまあみろ! 苦しむ夫
海で遊び帰宅すると、夜になり夫が苦しみ始めました。炎天下のビーチで日焼け対策もせずに長時間昼寝をしていたので、全身がひどい日焼けになっていて痛むとのことでした。
「大丈夫?」
Cさんは夫のことが心配なものの、同時に内心「いい気味だ」とスッキリ。モラハラ夫は、しばらくは服が触れるだけでも痛かったようで苦しんでいました。
日焼けがおさまった後の夫は少し反省したようで、育児も以前よりは手伝ってくれるようになったそうですよ。家族サービスが大切という意識はあるようなので、妻と対等に、家族で仲良く過ごせたらいいですね。
ftnコラムニスト:安藤こげ茶