普通に生きていれば、何かの事件に自分が巻き込まれることはないだろうと思っている人もいるのではないでしょうか? 意外と他人事ではないのかもしれません。今回はKさんと弟が体験した恐怖のエピソードを紹介します。
実家を出て弟とアパート暮らし
Kさんは実家を出て弟と一緒にアパート暮らしをしていました。もともとはKさんが社会人になるときに一人暮らしをしていたのですが、弟がKさんの会社の近くの大学に合格したので一緒に暮らすことになったのです。
もともと田舎育ちのKさんが一人暮らしをするのを心配していた両親は、弟と一緒に暮らせることになりすごく喜んでいました。
ある日弟がアパートに帰ってくると
弟と一緒に暮らすようになって半年が過ぎたころの出来事です。弟が外から帰宅し、部屋に入ってソファに座ろうとした瞬間、彼は焦ったように「姉ちゃん、外に出よう」と言い出しました。
Kさんは驚きながら理由を尋ねましたが、弟はただ「今すぐ行かないといけない場所があるんだ」と言い張り、彼女を無理やり外に連れ出しました。
弟に連れられて外へ
弟は外に出てすぐに電話をかけ始めた。どうやら電話の相手は警察のようです。弟は「家の中に知らない男がいるんです。すぐに来てください」と訴えていたのです。
弟が部屋に入ってソファに座ろうとしたときに、向かい側にあったベッドの下に見知らぬ男が隠れていたのが見えたのでした。
警察が来るのを待っている間、Kさんは弟と一緒に安全な場所で待機しました。
事の真相
警察はすぐに到着し、男性を確保。その後の取り調べで、男はKさんのストーカーだったことが分かりました。Kさんの職場からKさんの後を付けて家を見つけ出したのです。
幸いなことに男はKさんをただ見ていたかっただけで、危害を加えるつもりはなかったそうですが、弟がいなかったらと思うとゾッとしますね。その後、Kさんたちは引っ越しをしてその男から付きまとわれることはなかったそうです。
ftnコラムニスト:夏野ゆきか