子どもが生まれると避けて通れないのがママ友付き合いです。特にご近所のママ友とは子どもを通じて長いお付き合いになることも多いので、できれば仲良くやっていきたいですよね。今回は引越し先で孤独な子育てをしていた友人に、同じマンションに住むママたちとのエピソードを聞きました。
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引っ越してママ友ゼロからのスタート

A子は最近マンションを購入して引っ越してきました。もともと住んでいた場所からは離れたところへの引越しだったため、人間関係もまた最初からスタート。もちろんママ友も1人もいない状態で、「仲良くできる友達がほしいなぁ……」と思っていました。

そのマンションには、よくエントランス付近で話しこんでいるママが数人いました。
見た感じA子と同年代の人ばかりのようだったので、A子は混ぜてもらいたいと思っていたのですが、運悪く下の子が絶賛イヤイヤ期の真っ只中!
立ち止まってゆっくり話すこともできず、軽く会釈をするのが精一杯な状態でした。

絶体絶命のピンチに……

そんなある日、A子が外出先から子ども2人を連れてエントランスに入ると、突然上の子から「おしっこ!」の声が。
「えー! 早くおうちに帰ろう!」と子どもたちを急かすA子。しかしこのタイミングで下の子が「イヤ! まだ帰らない!」とイヤイヤ発動……!

どうしよう……と絶望するA子の目に、少し離れた場所で立ち話するいつものママたちの姿がうつりました。
ママたちは、こちらを見ながら何かコソコソと話し合っている様子。「あぁ、もしかして悪口を言われてるのかも」とA子が泣きそうになっていると……

予想外の言葉にびっくり!

その中の1人のママが駆け寄ってきて、「上のお子さん、トイレですよね? よかったら私たちがここで下のお子さんを見とくので、トイレ連れて行ってあげてください!」と言ってくれたのです。

悪口ではなく、助けてあげたいと思って見てくれていたのだと気付き、A子は自分が恥ずかしくなりました。そしてお言葉に甘え、上の子をトイレに連れて行って事なきを得たそうです。

まとめ

それ以来、A子はそのママたちと仲良くなりました。
「うちもイヤイヤ期ひどかったから分かるよ~」「いつも大変そうだなーと思って見てたんだよね。よかったらいつでも頼ってね!」とあたたかい言葉をかけてもらい、引っ越したばかりで孤独に子育てをしていたA子はとても励まされたんだとか。
いい出会いがあってよかったですね♡

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの