「彼氏が全然、プロポーズしてくれないの! 結婚する気がないのなら、こっちから別れを切り出そうかな」
LINE誤爆で露わになった、知人女性の本音。さらにあろうことか、送り先は彼氏本人でした。
誤爆に気が付いたものの、時すでに遅し。そのLINEには既に既読マークが……。
「しまった! 彼氏の前じゃ、そんな表情をおくびにも出していなかったのに……」
自らの失態を呪う知人女性の、結末や如何に!?

一見、フワフワ癒し系だけど……

筆者の知人女性はとても可愛らしく癒し系で、男性からモテモテです。
しかしその実態は、見た目とは裏腹で非常にサバサバしていました。
「彼氏の前でも穏やかに振舞ってるんだけど、やっぱ女友達の前だと素を出せるよねー」
そう言って彼女は、女子会の度にウィスキーをストレートでガンガン煽っていました。
そのギャップは心地よくさえあり、彼女の切り替えの巧さには同性として脱帽するばかりです。

誤爆に冷や汗

そんな知人女性ですが、3年間付き合った彼氏がなかなかプロポーズしてくれないことに焦りを感じていました。
しかし「彼氏の前では、癒しの存在でありたい」というポリシーの彼女に、自ら結婚を急かすなんて出来ません。
焦りを募らせた彼女は、胸の内を女友達に吐き出すことでストレスを発散していました。
「彼氏が全然、プロポーズしてくれないの! こちとら、焦ってんだっつーの! これ以上、ウダウダするなら、こっちから振ってやる!」
その内容を送った途端、知人女性の顔は青ざめました。あろうことか、そのLINEを彼氏に誤爆してしまった上に、秒で既読が付いたのです。

雨降って地固まる

「ヤバイ。こんな強い口調のLINEを見られたら、嫌われる!」
そうして修羅場を覚悟する彼女に、すぐ彼氏から電話が掛かってきました。
しかも彼氏は、思いがけない言葉を口にします。
「俺は絶対に、君を失いたくない! 先延ばしにして悪かった! 結婚しよう!」
「え? 私のあんなLINE見ても、幻滅しないの?」とうろたえつつ、彼女は「は、はい。喜んで!」とプロポーズを受け入れました。
そして現在、2人は結婚に向けて準備中です。あの出来事が原因なのか、いつしか彼女の方が主導権を握る様になり、現在は彼氏を引っ張っているとのこと。

案外、そのギャップに彼氏も惚れ直したのかも!?

ftnコラムニスト:六条京子