お祝いや記念日にお花をもらうと嬉しくなりますよね♡ 今回は、お花屋さんの友人に聞いた思わず笑顔になれちゃう『お客さんほっこりエピソード』をご紹介します。

母の日の小さなお客さん

5月の母の日は、花屋が1年で1番忙しい繁忙期です。
当日は数えきれないほどのお客さんが来店され、カーネーションの切り花やアレンジメント・各種鉢植えが飛ぶように売れていきます。

朝から休む暇もないくらい仕事に追われ、お昼ごはんを口にできたのは15時近くなってからでした。
バイトの高校生とほっと一息ついていると、レジの付近から声が聞こえた気がしました。

「すみません!」
と小さな女の子の声が聞こえたので覗いてみると、6歳くらいの女の子がこちらを見上げていました。
「いらっしゃいませ〜!」
と声を掛けると、私に向かってグーの手を差し出し、手のひらに握られている500円玉を見せ、
「カーネーションください!」
と元気よく一言。

1人の買い物に緊張した様子の女の子と、後ろの方で見守るパパと思われる男性を確認し、なんだか泣きそうになってしまった私。
500円で作れる最高のミニブーケを作り、店長に内緒で追加のラッピングをして渡しました。

「ありがとうございます!」
と、喜ぶ女の子を見送り、バイトの子と花屋の幸せを感じて悶えました♡

男性のプロポーズをお手伝い

当店には、女性のお客様はもちろん、「妻や彼女に花を贈りたい」と男性おひとりでお越しになる方も少なくありません。
女性へ花を送りたいけれど「どんな花がいいか、まったくわからなくて……」と悩む方も多く、そんな時は、お相手の年代や好きそうな色、どんな感じの女性なのかをざっくりお聞きしてイメージを膨らませて花束を作ります。

先日、ビシッとスーツを着こなした一人のサラリーマン風の男性が、少し緊張した面持ちでご来店されました。
「あの……実は、この後プロポーズをしようと思って。花束を作っていただきたいんです」
一世一代の告白を前にした男性の、真剣な眼差し。
「もちろんです!最高に素敵な花束をご用意させていただきますね!」
こちらも思わず背筋が伸びます。そして、男性はさらに小さな箱を取り出しました。

「お願いがあるんですが、ドラマでよく見るみたいに、指輪の入ったこの小箱を、花の中に隠してもらえませんか?」

ベタだけど、これぞ王道! 私がもらうわけではないのに、そのロマンティックな展開に胸が高鳴り、もう仕事モードを通り越して「絶対成功させてやる!」と気合が入りました。

「なんて素敵なサプライズ!承知いたしました。バラをメインに、最高にロマンティックなアレンジにしましょう」

彼女さんが好きというバラを中心にアレンジしてお見せすると、男性はぱっと顔を輝かせました。
「うわぁ……! 想像以上です。これなら、きっと大丈夫。本当にありがとうございます」
「行ってきます!!」
と約束の場所へ向かったお客さん。

男性の一世一代のプロポーズのお手伝いができて、花屋冥利につきました♡
ちなみに後日来店され、「おかげさまで、プロポーズ、大成功でした! 彼女、すごく喜んでくれて…本当にありがとうございました!」と報告を受け、店内みんなで拍手しました!

まとめ

いかがでしたか?
まさしく「幸せのお手伝い♡」ができる花屋さんのお仕事、とっても素敵でしたね。
水仕事がメインで大変ですが、いろんな幸せに立ち会えるなんて羨ましいです♡

ftnコラムニスト:karira