ハンドメイド作品をクレクレするママ友
知人の趣味はハンドメイド。バッグやシューズ入れなどの作品を子どもに持たせていました。
それを見たママ友は「ハンドメイドは安上がりでいいね! うちの子にも作って」とおねだりしてきました。
「作り方はネットに載ってるから、自分で作ってみたら?」と言うと、「不器用だから無理!」と拒否。
「簡単に作れるものもあるよ」と言うと、「忙しくて作る時間がないし。あなたならちゃちゃっと作れるでしょ?」と、挑戦する気配はゼロです。
材料費も出さないママ友にキレた!
そのママ友は図々しいことに、タダで作るように要求してきました。
「ハンドメイドは安いイメージがあるけれど、材料費って意外と高いから買ったほうが安いよ」と言うと、「わざわざ買わなくても、あなたの手持ちの布で簡単に作ってくれたらいいから」と答えたママ友。
手間賃だけじゃなく、材料費も出さない気か! と、知人はここで静かにキレたのです。
知人はキレていることを表面に出さず、「本当に私の手持ちの材料でいいの? 最近忙しくて簡単なものしか作れないけど、それでも大丈夫?」と念を押しました。
タダで作ってくれる! とママ友は大喜び。「大丈夫、大丈夫! そこまでのものは求めてないから」とウキウキで答えたそうです。
知人の取った反撃方法とは?
「よし、言質は取った」と彼女はほくそ笑み、福袋に入っていた超ファンキーな生地で巾着袋を作ることにしました。
色も柄も派手すぎて使い道がなく、しまいっぱなしになっていた生地があったのだとか。
縫製もわざと雑に仕上げました。縫い目はガタガタ、糸の飛び出しもそのままで、アイロンもかけていません。
外で使うのをためらうほどの作品を「できたよ!」とママ友に渡しました。
ママ友の撃退に成功!
想像していたものとかけ離れた仕上がりに、ママ友は絶句しました。
知人は文句を言われる前に「手持ちの材料で簡単に作っていいって言ったよね?」と笑顔でチクリ。
「今後は材料費と手間賃を請求するから」と伝えて、ママ友を撃退しました。
斜め上の撃退方法ですが、言葉で伝えてもわかってくれない人には有効かもしれませんね。
ftnコラムニスト:愉子