トイレトレーニングが始まってオムツを外したとき、親を悩ませるのは出先での突然の「トイレいきたい!」ですよね。今回はそんなハラハラした状況で周囲の人に助けられたエピソードを筆者の友人が話してくれました。
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娘3歳、オムツは外れたけれど

友人A子の娘は数ヶ月前に3歳になりました。
「3歳になったらオムツじゃなくてパンツにする!」という本人の希望もあってトイレトレーニングを開始し、最近やっとパンツのまま外出できるようになったそう。

しかし、そこはやっぱりまだまだ3歳。
「トイレ行っておかなくて大丈夫?」「だいじょうぶ!」というやりとりを何度繰り返しても、突然「トイレいきたい!」と言い出すこともしばしば……。

だから言ったでしょ~!(怒)

その日も買い物で外出していたA子と娘。電車に乗るため、何度もA子はトイレに行くことを促していました。

それでも娘は「今は行きたくないの!」の一点張り。
ところがいざホームまで辿り着いた瞬間、「やっぱりトイレいく! もれる!」と言い出すからさすがにA子もビックリ!

だから言ったでしょ~! と怒りながら慌ててトイレに走ったそうです。

長蛇の列に絶望……

ところが、女子トイレの前には順番待ちで長蛇の列が!
娘はモジモジしていて、今にも漏らしそう! どうしよう……とA子が絶望的な気持ちでいると、前に並んでいた若い女性が「どうぞ、先に行ってください」と順番を譲ってくれました。

それを見た他の女性たちもどんどん順番を譲ってくれ、結果的にA子と娘はすぐにトイレに入ることができたそうです!

トイレ内で拍手と笑顔が。

お礼を言いながら個室に駆け込み、なんとか娘はおもらしを回避。
A子がホッとしていると、譲ってもらえたことが分かったのか、娘はA子が止める間もなく個室の中から「トイレ間に合ったよ~!ありがとう!!」と大声で外の人たちにお礼を言いました。

すると外からは、何人もの女性の笑い声とともに軽い拍手が。
A子も娘もとても心が温まったそうです。

そしてこの一件で何か思うところがあったのか、娘はそれ以来、早めにトイレに行ってくれるようになってきたんだとか。

まとめ

見知らぬ人に親切にするのは勇気がいりますが、こんなふうに小さな親切が忘れられない思い出になることもあるんですね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの