不妊治療では、「ゴール設定」で悩む方が多いようです。
もしも授からなかった場合、いつまで治療を続けるのか……。
今回は筆者の知人A子さんが、不妊治療体験談をお話してくださいました。
もしも授からなかった場合、いつまで治療を続けるのか……。
今回は筆者の知人A子さんが、不妊治療体験談をお話してくださいました。
不妊治療、辞めるタイミングが分からない
A子さん夫婦は、不妊治療を始めて5年。
それ以前の妊活を合わせると、8年近く不妊に悩まされていました。
もう辞めよう。そう思っても、
「今まで頑張ったから、次こそはできるかもしれない……!」
金銭的にも精神的にも限界でしたが、治療を辞めるタイミングが分からなくなっていたのです。
明るい夫も、もう限界だった
夫は不妊治療に協力的で、いつも笑顔で明るくA子さんを励ましてくれました。
しかし……。
最後の凍結卵に願いをかけたものの、残念な結果に。
もう一度採卵したら出来るかも! そう話すA子さんに対し夫は、
「俺も子どもは欲しい。でも、A子と笑顔で暮らしたいんだ。」
そう泣きながら話し出したのです。
どんどん憔悴していくA子さんの姿が、もう辛くて仕方がないと。
それを聞いてA子さんはハッとしました。
「私は、この人と笑い合って生きていきたいー。」
2人が選んだのは、自分達が笑顔で生きること。
その後は治療を辞めて、A子さん夫婦は二人暮らし。
悔しさはあるものの、「これだけ頑張った自分達を褒めてあげよう」そう思うと吹っ切れたそう。
A子さんいわく「辛い治療だったけど、その期間があったからこそ夫との絆も深まったと思う」とのこと。
今は旅行へ行ったり美味しいものを食べたりして、二人で毎日笑顔で過ごしています。
まとめ
辛い経験があったからこそ、今のお二人があるのですね。
お二人がいつまでも、笑顔で幸せに過ごせますように。
ftnコラムニスト:Yukky111