義母の様子がおかしい!? 1年前に義父が亡くなり、義母はカーテンの隙間からそっと周りの様子を見るようになりました。その行動がストーカーみたいだと近所で噂になり、どうにかして欲しいと苦情が入るように。心配した夫と一緒に義母の話を聞いてみると……。
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義父の死後、ふさぎこむようになった義母

A子の義父母は仲良しで、よく2人で出かけていました。
明るい義母と、優しい義父。

同じ敷地内に家があるため、よく行き来をしていました。

それが……。
1年前、義父が病気で他界。
義母は、ふさぎこむようになり外出する回数も減っていったそうです。

「お義母さん、買い物にいきませんか?」
「お花を植えましょうか?」

誘っても、義母は生返事をするばかり。
そのうち、A子も義母の家にいく回数が減っていきました。

カーテンの隙間から義母が周りを観察! 近所で噂になる

「A子さん、ちょっといい?」
近所の人から声をかけられ、A子は義母の愚痴を聞かされました。

聞くと、義母がカーテンの隙間から周りを観察している。
声をかけると、カーテンを勢いよく閉めてしまうというのです。

A子が義母に話を聞くと
「私は、そんなことはしていないよ」
ととぼけます。

ただそのあとに義母が奇妙なことを話しました。

「お父さん、このごろ帰ってこないの」夫と一緒に義母の話を聞くと

A子は旦那さんと義母の話を聞きました。

すると今度は
「お父さんは1年前に亡くなった」
「お父さんが亡くなって、寂しいけど1人は気楽だよ」
そう話したそうです。

ですが夕方になると義母は、カーテンの隙間から外を覗いていました。

「お父さん、このごろ帰ってこないの」

不思議に思い、後日義母を病院に連れていくと初期の認知症だと判明しました。

人は悲しいことが続くと、認知が進むこともあるそうです。
A子はその後、義母に寄り添いたくさん会話をするようになったといいます。

結果、義母の奇行は減っていきました。
その後もA子さんはお姑さんに寄り添い、一緒に悲しみを乗り越えていったそうです。

ftnコラムニスト:立花彩夏