朝の通勤時は、どうしてもバタバタと忙しくなりがちですよね。そんな時困っている人がいたら、あなたは手を差し伸べますか?今回は筆者の友人A子さんの体験談です。心優しい彼女が助けたのは……。
見て見ぬふりは無理! 老人を助けて遅刻
A子さんは出勤途中、うずくまるおじいちゃんが目に留まりました。
周りの人はチラチラ見つつも、急いでいるのか足早に去っていくのです……。
A子さんも急いでいましたが、見て見ぬふりは出来ませんでした。
遅刻覚悟で声をかけて、救急車を呼ぶことにしたのです。
結局A子さんは1時間以上も遅刻。
遅刻理由を素直に話したものの、繫忙日だったため上司には怒られてしまったのです……。
詳細を知り笑顔になる上司。一体どうして?
そんな出来事から数週間後。
突然上司が、
「前におじいちゃん助けて遅刻した日のこと、詳しく教えてくれない?」
不思議に思いつつも全てを話すと、上司が笑顔になり……。
それから上司が話し出した内容に、驚きを隠せませんでした。
まさかの繫がりに仰天! 無事助かって本当によかった!
なんとA子さんが助けたおじいちゃんは、上司の義父だったのです。
あの後入院し一命を取り留めましたが、A子さんの助けがなければ危険な状態だったそう。
「あの時助けてくれた女性に、どうしてもお礼がしたい。」
A子さんは急いでいたのもあり、名前も告げずその場を立ち去っていました。
それでもおじいちゃんは、ずっとA子さんを探していたのです……!
その後、無事再会を果たした二人。
上司の家族からもかなり感謝され、お礼の品だけでなく豪華な夕飯までご馳走になったんだとか。
あの時遅刻してでも、人助けをしてよかった!
そう照れくさそうに話すA子さんだったのでした。
ftnコラムニスト:Yukky111