ハラスメントが問題視される現代社会。今回は、知人女性の見た職場トラブルを紹介します。
ftnews.jp

靴屋のマドンナFちゃん

知人女性は靴屋に勤務しています。職場には男女合わせて十数名程度の店員が働いていますが、その中にFちゃんという20代の超美人がいました。
モデル並みのプロポーションに加え、端麗なビジュアルを持ち合わせるFちゃんは、美人店員として常に注目の的だったといいます。

店長のお気に入り

ちなみに、その靴屋の店長は大の女好きで有名でした。店長自身は40代でしたが、彼は自他ともに認める年下好きで、案の定、Fちゃんは店長のターゲットとなってしまいます。
どうにかしてFちゃんと仲良くなりたい店長は、あの手この手を使って、彼女に気に入られようと必死でした。

例えば、Fちゃんのシフト希望を最優先する。面倒な仕事は他の店員に押し付け、Fちゃんには楽な仕事を割り振る。Fちゃんと一緒に残業し、彼女に残業代を多めに出す、といった具合です。
「Fちゃんと仲良くなりたい!」そんな店長のエゴに振り回され、知人女性含めた全員が振り回されてしまいました。

気に入られるハズが...…

しかし店長の必死のアピールも虚しく、Fちゃんは店の本部に「店長からセクハラを受けている!」と報告しました。

Fちゃん曰く、店長は2人きりの時に「彼氏いるの?」「良かったら食事でも行こう! 相談乗るよ!」「Fちゃんって、うちの職場で1番可愛いよね!」などと仕事に関係の無い話ばかりされ、とても不愉快だったそうです。

結果、他の店員にも聞き取り調査が行われ、店長の行動はセクハラと判断されました。
こうしてアッサリと店長は解雇されてしまい、靴屋には平和が戻ってきたとのことです。

好意をアピールしようと行動した店長でしたが、残念ながら全ては「セクハラ」のカテゴリーに分類されてしまったのでした。

ftnコラムニスト:六条京子