久々に豪華な料理を振る舞った姑。結果は悲惨なことに……
最悪のホームパーティー
「私は昔、料理教室で、プロ並みとのお墨付きを頂いたの! 嫁に来たからには、アンタを徹底的に鍛えてあげる!」
姑はそう言って、知人女性に料理を始めとした家事一切を命令していました。
知人女性は期待に応える為に、勉強をして懸命に努力しました。
しかし、姑は絶対に彼女のことを認めず、馬鹿にしていたのでした。
「フン! やっぱりアンタの料理は全然駄目!! 息子が可哀想よ!!」
そう言いながらも姑は、毎回知人女性の作った料理をおかわり。
お皿まで舐める勢いだったそうです。
そんなある日、遠くに住む次男夫婦が久々にやって来ることになりました。
姑は次男夫婦と再会できることを喜び、知人女性にこう宣言しました。
料理の勘を失った義母
姑の料理はほとんど手を付けられることがなく、知人女性の料理は綺麗に完食されました。
姑は知人女性に料理を押し付けてばかりで、料理の勘を失ってしまったようです。
この1件が堪えた姑は、今後一切、彼女の家事に口出しすることはなくなったとのことです。
知人女性の苦労が、ようやく報われた瞬間でした。
illustrator : りお
ftnコラムニスト:六条京子