同居をしているとご飯の硬さや、食べ物の大きさなど食事にかなり気を使いますよね。自分でご飯を作って勝手に食べてくれればいいのですが、嫁が作るのが当たり前と思っている姑も。今回は、Aさんと姑の食事に関するエピソードを紹介します。
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食い意地の張っている姑

Aさんの姑は、食い意地の張っている人でした。姑は「モダンなものは好きじゃない和食にしてくれ」と言うので、洋食を作るときは別のものを用意していました。でも結局、見ていると食べたくなって他の人の分をジロジロと眺めてきます。しょうがないのでAさんは、自分の分を分けていました。

時にはご飯が足りないと、「こんなんじゃ元気が出ない、倒れるから軽食を後で用意して」と要求される事も。

仕事の帰りを仁王立ちで待つ姑

Aさんの仕事で帰りが遅いと、外で仁王立ちをして待っています。そして、「ご飯の用意は大丈夫なの? 」と聞いてくるのだそう。

Aさんに何の労いもなく、早くご飯を作れと圧力をかけられているように感じていました。自分で作って勝手に食べてくれればいいのにと内心思っていたそうです。

ご飯の時間になると電話が

Aさんが実家や近所の家に出かけていてご飯の時間が近づくと、その家の固定電話に姑から「私のご飯はどうするんだ? 」と電話がかかってくることもよくありました。

そういう時はAさんが家に帰ると、姑は「お腹がすいて死にそうだ」とふらふら倒れる演技をするそうです。

老人ホームに入ってからも

Aさんの姑は認知症が進み現在、老人施設で暮らしているそうです。施設に入ってからもその食い意地は健在で、「私のヨーグルトがない」と泣くのだそう。

Aさんは、一緒に暮らしていた時は負担でしたが、今では食べたいものがないと泣いているのはちょっと可愛いと思っているのだとか。施設では、家族からの差し入れはおやつで食べられるので、ヨーグルトをいつも持って行ってあげているそうです。

ftnコラムニスト:夏野ゆきか