我が子の1歳の誕生日は、親にとっても特別なもの。せっかくなら思い出に残る、素敵な1日にしたいものですよね。しかし、そんな大切な日に、とんでもない人物が突然家にやってきたら……? 今回は知人から聞いて、思わず同情してしまったエピソードをご紹介します。
はじめての誕生日は特別
「もうすぐ息子のはじめての誕生日なんだ!」
知人のAさんの息子は、来週で1歳の誕生日を迎えます。はじめての誕生日にワクワクが止まらないAさん。
「部屋の飾りつけグッズはどこで売ってるの? 1歳でも食べられるケーキってどうやって作るの?」などと、リサーチや準備に追われていました。
「早く誕生日にならないかな?」Aさんはカレンダーを指折り数えながら、その日が来るのを心待ちにしていました。
突然、姑がやってきて大暴れ
誕生日当日、お祝いは夫が帰ってくる夜からする予定だったので、お昼からケーキ作りを始めたAさん。「息子が一口でも食べてくれますように」こう思いながら、キッチンに立っていたその時です。
「孫ちゃんのバースデーパーティーをしましょう! 一升餅やケーキだって買ってきたわよ!」
なんと突然、遠くに住む姑が自宅に飛び込んできたのです!
混乱するAさんは「ちょっと待ってください」と姑を止めに入りますが、姑は聞く耳を持ってくれません。
「みんなでお祝いしたほうが楽しいでしょ。はい、これ持って! これ食べて!」
姑は息子に無理やり一升餅を担がせようとしたり、まだ食べられない市販のケーキを食べさせようとしたりと、やりたい放題! そして、その光景をスマホで撮りまくっています!
もちろん、これに息子は大号泣……。泣き疲れたのか、夫が帰ってくる前にその日は寝てしまったのでした。
家族だけでお祝いしてあげたかった
姑のせいで、はじめての誕生日が台無しになってしまったAさん。私がこの話をAさんから聞いたとき、「家族だけでちゃんとお祝いしてあげたかった」と彼女は涙をこぼしていました。
このようなトラブルを避けるためにも、やっかいな姑には「誕生日当日は家族で出かける」などときちんと伝えておいた方が無難かもしれません。
ftnコラムニスト:はぴまる