今回は、私の友人Tさんから聞いた、姉夫婦との同居トラブルエピソードを紹介します。
義兄の会社が倒産!! 同居生活がスタート
Tさんが高校生のときに、お姉さんが結婚をしました。
県外へ引っ越した姉。
しばらくは、平穏な日々を送っていました。
5年が経ったころ。
姉夫婦が突然、実家にやってきて同居することになりました。
実は、姉の旦那さん(Tさんの義兄)が勤める会社が倒産。生活費の維持が難しくなったため、同居を申し出たのです。
家事全般を手伝うことと、新しい仕事探しをすることを条件に、両親は承諾をしました。
このころのTさんは、大学生。
「仕事探しもするなら、そんなに長くは同居しないでしょ!」
と、軽く考えていました。
「仕事? 探してるってば!!」 実際は探していなくて……?
姉夫婦は、最初のうちは約束を守ってくれていました。
実家の家事も手伝っていたし、2人で仕事探しもしていたのです。
しかし、半年を過ぎたころから、姉の態度が大きくなってきました。
家事をサボりがちになり、その尻拭いを母がしています。
熱心にやっていた仕事探しも、いいところがみつからないからと、探すこともしなくなってしまったのです。
見かねたTさんが
「仕事、探しなよ」
と声をかけても、姉は
「探してるってば!! 妹のくせに、いちいち口出さないでくれない?」
といってきます。
義兄も、なにもいわずに部屋にこもりっきり。
これではただの、居候です。
母も父も、何度も注意したのですが、聞き入れてくれません。
さすがに、呆れてしまいました。
姉「家から出ていけ!」 って、なんで私が出ていくの!!? → 父がスカッと一喝!!
就職活動をしていたTさんは、ついに就職先が決定!
家からギリギリ通える距離の会社に決まりました。
両親は大喜び!!
Tさんも、実家から通うつもりだったので、安心しました。
しかし、喜びも束の間。
姉が水を差してきたのです……!!
「あんたさ、就職したなら家にいる必要なくない? ここは私たちが住むんだから、あんたは家から出ていきな!! そのほうが、家が広く使えるし(笑)」
隣にいる義兄も、ニヤニヤと笑っているだけ。
「この家は、自分たちのもの」
といわんばかりの顔です。
堂々と主張する言葉に、Tさんは唖然としました。
呆れて、ものがいえません……。
すると父が、肩を震わせて口を開きました。
「出ていくのはお前たちだ!! いつまでこの家にいるつもりだ!! いい加減、自立をしろ!!!」
たまりにたまった怒りが爆発……!!
スカッと一喝してくれました!!!
その後、姉は逆ギレ。
「そんなにいうなら、仕事探して出ていってやるよ!!」
と、キレた勢いで仕事を見つけてきてくれたおかげで、ようやく実家から出ていきました。
長かった同居生活。
ようやく平穏な日々を取り戻せた、Tさんでした。
まとめ
事情があって同居をしたとしても、その状況に甘えてばかりではいけません。
無事にあるべき状態に戻れて、ほっとしましたね。
ftnコラムニスト:haru