今では、男性や女性関係なくさまざまな職業で活躍する人も増えてきました。しかし、以前のように女性だからと偏見を持っている方もいるようで……。今回は、女性店員だからとバカにしてきたお客さんをスカッと撃退したというお話をご紹介します。
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女性の家電販売員

これは知り合いから聞いた話です。

私は家電量販店で販売員をしています。
もともと商品デザインの仕事をしていましたが、結婚を機に退職。その後、子どもが生まれて保育園に入ったのをきっかけに家電量販店でパートを始めました。

新商品をいち早く手に取ることができるので、新しいもの好きな私にはぴったりの職場だと思っています。
中でもデジタル関係の家電が大好き。
お客さんから商品説明を頼まれることが多く、個人的にも色々勉強していました。

女性販売員として奮闘

私の仕事内容は、入荷した商品を陳列したり商品入れ替えのお手伝いをしたり、お客さんの対応をすること。
お子さん連れのご夫婦や年配の女性などには、主婦目線で話が聞けると喜ばれることが多く仕事にやりがいも感じていました。

ただ、サラリーマンや年配の男性などは、私ではなく男性の売り場担当者に話を聞く傾向にありました。
悔しいけれど、いつか私も頼ってもらえるような販売員になれるように頑張っていました。

女性販売員をバカにする男性

ある日、パソコン売り場で待機していると、年配の男性が来店されました。
「お伺いしましょうか?」
と声を掛けると、新しいパソコンが買いたいと返答。

話を聞こうとすると、
「どうせ女にはパソコンの詳しい説明は無理だから上司を呼べ」
と言われてしまったんです。

心の中で(またか……)と苦笑いしつつも、普段の勉強のおかげで知識はついていたので
「私が対応させていただきますよ。どんなパソコンをお探しですか?」
と声を掛けましたが、
「女に家電なんかわからん。男の上司を呼べ。」
の一点張り。

仕方なく店長を呼ぶと、明るく笑いながらそのお客さんに話してくれました。

店長が男性にスカッと一言

「彼女はこの店で一番パソコンに詳しいんですよ! 社内でもおたくだって有名なんです。彼女より詳しい人を探すのは、難しいですよ~」
それを聞いたお客さんは、少し疑うようにこちらを見ていましたが、

「パソコンは年々進化しているので、お客さんの要望通りのものをお探しになりたいのでしたら、僕なんかより知識の豊富な彼女に聞くのがおススメです!」
店長にそういわれると、しょうがないといったかんじで私に希望のスペックなどを話してくれました。

私が本当に知識もあって商品に詳しいことがわかると、コロッと態度を変えて、最後には希望のパソコンも見つかり気持ちよくお買い上げとなりました。
店長の対応に、凹んだ気持ちもスカッとさせてもらいました。

ftnコラムニスト:karira