Aさんの結婚には条件があった。それは義両親との同居。Aさんは旦那さんがいてくれるなら同居も大丈夫と判断。でも内情はただの家政婦扱い。なぜ旦那さんは同居を結婚の条件に出してきたのか。実は旦那さんはAさんに隠し事があった。今回はその隠し事に驚愕するAさんの話です。
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結婚の条件は同居

Aさんは40歳手前で結婚をしました。
婚期が遅れてしまったのは、Aさんが子供ができない身体だったからです。

結婚を諦めていたときに出会ったのが、今の旦那さんでした。

旦那さんは年上で再婚。
子供は1人いましたが、別れた奥さんが引き取って育てています。

優しくてAさんの全てを受け入れてくれる旦那さん。
プロポーズを受け入れたときは何の迷いもなかったといいます。

しかしひとつだけ条件がありました。
「遠方に住む両親との同居」

Aさんは、旦那さんとなら同居も問題ないと考えていました。
しかし同居は、Aさんを苦しめてしまいます。

私はただの家政婦だった

新婚生活のスタートと共に義両親との同居が始まりました。
義両親が住む家は、旦那さんの仕事場から随分遠かったため
旦那さんは週末に帰ってくる週末婚。

それに加え義母はあまり身体が丈夫ではなく
病院の送迎と介護。食事の用意に掃除洗濯。

殆ど家政婦状態でした。

(私はなんで結婚をしたのだろう。こんなはずじゃなかった)
そんな風に思うようになったと言います。

それでも週末帰ってくる旦那さんが、優しく接してくれるので
頑張ろうと思っていました。

同居の裏に隠されていた秘密

ある日Aさんは、旦那さんの秘密を知ってしまいます。
それは旦那さんの上着のポケットから出てきたテーマパークの半券でした。

3枚の半券を見たとき、胸がざわつき頭が真っ白になったと言います。
それから旦那さんを観察していると、いろいろなことが発覚しました。

元嫁と別れた原因は嫁姑問題だった。
身体が弱くなった義母の面倒をみるのが嫌で元嫁は家を出た。

夫婦仲は悪くなかった。
離婚をしても元嫁と会っていた。

Aさんは気づきました。
「私はただの家政婦だった」
「私と結婚をした理由は、義母の介護をさせるため」

全てを理解したAさんは、優しかった旦那さんに離婚を申し出ました。

この話をAさんから聞いたとき、私は人間の欲深さを知り悲しくなりました。
Aさんが1日も早く元気になることを願っています。

ftnコラムニスト:立花彩夏