「お袋の味」って記憶に残っていませんか? 肉じゃがや卵焼き。それぞれに家庭の味は違うと思います。今回は、お袋の味を知らない義妹のお話しです。義妹が吐いた言葉に親戚一同大笑い。それにキレた姑。義妹はいったいどんな言葉を吐いたのでしょう。A子の対応に注目です。
嫁いだ先の義妹はまだ高校生
A子さんは結婚をして10年。義妹は当時まだ高校生でした。
義実家は稼業を営んでいて、家事全般はA子さんの仕事。
それはもう忙しかったといいます。
三度の食事に加えて義妹のお弁当。
そのおかげか義妹はA子さんを慕ってくれて、本当の姉妹のようでした。
ある日、親戚一同が家に集まることになりました。
お袋の味はどんな味? 義妹が吐いた言葉に全員大笑い
親戚一同が集まり、家庭料理の話になりました。
「お袋の味って覚えてる? 亡母さんの作る卵焼き、美味しかったよね」
「うんうん。ふんわりしてて少し甘くてね」
それぞれがお袋の味自慢をしていると、義妹がとんでもないことを言ったそうです。
「私のお袋の味は、母さんじゃなくてお義姉さんの味だわ」
「母さんの味は、全く覚えていないの。お母さん、何作ってくれたっけ?」
もぞもぞしている義母。
それを見た親戚のひとりが「まあ、義母さんは稼業が忙しかったから仕方ないわよ」
とフォローをする。
すると義妹が「でも、家でテレビばかり観ていたよ」
それを聞いていた、伯母が大笑いをすると皆がつられて大笑い。
義母は義妹を睨みつけていました。
姑が切れた! Aさんフォローが完璧すぎる
(やばい!)
Aさんは怒っている姑の怒りが、あとで自分にくることを知っていました。
「え~。義妹ちゃん、覚えていないの。私は、嫁いできたときに食べたお義母さんの手料理が
忘れられないよ。私の母があまり料理を作る人じゃなかったから、それはもう嬉しくて完食したのを覚えてるよ」
「お義母さん、また作ってくださいね」
A子さんの言葉に、全員がうなづいた。義妹もうなづいていた。
A子さんの姑への対応、咄嗟にできるものではありません。
嫁姑問題が数多くある中、A子さんの対応はすばらしいですね。
ftnコラムニスト:立花彩夏