社会人たるもの、常に言動には注意が必要です。
今回は、知人女性の職場であったスカっとエピソードです!
今回は、知人女性の職場であったスカっとエピソードです!
延滞料金を渋る男性客
知人女性はレンタルビデオ店に勤務しています。
ある日、50代の男性客がレジに来ると、知人女性に高圧的な態度で話しかけてきました。
「返却日を過ぎたんだけど、大体、1日で延長料金300円っておかしくない?」
そんなことを言われても、ルールはルールです。
知人女性が「当店のご利用規約にも、そのように書かれておりますので……」と説明すると、男性客は急に大声を出して暴れ始めました。
運悪く、上司に遭遇!
「テメー、店員のクセに客に口答えするのか!」
男性客はそう言って暴言を吐きながら、まるで威嚇するかのように、レジカウンターを拳でバンバン叩きました。あまりの大騒ぎに、他のお客さん達もビックリして、こちらに注目しています。
男性客の行動にパニック状態に陥る彼女でしたが、そこへスーツ姿の紳士が現れました。
「君は一体、何をしているんだね!」
そして男性客は、紳士を見るなり顔面蒼白し「ぶ、部長!」と明らかに焦った表情を浮かべました。
たった300円の出し惜しみで人生詰み!
そう。この紳士は、男性客の勤務先の部長だったのです。
部長は顔をしかめながら、男性客にこう言いました。
「君は接客業を行う身でありながら、公衆の前面で、このような振る舞いをするなんて……。今日のことは、社長にも報告させて貰う! もちろん、延長料金も支払いなさい!」
上司である部長に諭され、男性客は「見逃してください~」と涙目になりながら、延長料金を渋々支払いましたが、もう後の祭りです。
後日、部長自らお詫びの品を持って、店に謝罪に来てくれました。
部長曰く、例の男性客はその他にも問題行動を繰り返し起こしていた為、仕事を解雇されたそうです。
たった300円の延長料金を出し渋り、職を失ってしまうなんて、浅はかとしか言いようがありませんね!
ftnコラムニスト:六条京子