小さな子供を連れての電車移動は、いろいろ気を遣うことも多くハードルが高いと感じているママも多いのではないでしょうか。今回は、満員電車で遭遇したおじさんとのスカッとエピソードをご紹介します。
ftnews.jp

幼稚園の娘と満員電車に乗ることに

これは以前出会ったおじさんの話です。

私は幼稚園に通う娘と夫の三人家族。娘が幼稚園に入って時間ができたので、朝から昼過ぎまで事務職のパートに出ていました。長期休暇や残業の時は預かり保育を利用していたのですが、幼稚園が創立記念日の時に預けることができず、会社にお願いして一緒に出勤させてもらうことになりました。

電車を使って通勤するのですが、ちょうど利用者の多い時間帯でいつも満員でした。
その日は娘のことを考えていつもより早い時間の電車にしましたが、やはり朝ということでほぼ満員でした。仕方ないので、娘を他の人から守るようにして乗り込みました。

電車に大喜びの娘

娘はあまり電車に乗ることがないので大喜び。偶然一席空いたので娘を座らせると、窓の外や車内をきょろきょろ見回して、
「人がいっぱいだね!」
「ママ! あのお店知ってる!」
と、こそこそ私に話しかけてきました。

楽しそうな娘には申し訳ないですが、満員なので迷惑にならないように
「しー! 電車の中は静かにしてね」
とたしなめていると、目の前に立っていたおじさんが咳払いを始めました。

「すみません」と謝り娘に静かにするようにジャスチャーしますが、娘は私の袖をひっぱり何かを訴えかけてきます。
おじさんが舌打ちして「うるさいんだよ」と文句を言ってきたので謝り、次の駅で降りようと娘を立たせたときです。

大音量の着信音が!

どこからか大音量のアニメソングが鳴りだしました。
可愛いアニメ声の着信音が静かな車内に鳴り響き、一体誰?! と思っていると、なんとそのおじさんのスマホの着信音だったのです。
おじさんは慌てて音を止めましたが、くすくす笑いだす人や車内中の視線が刺さり、おじさんは大慌て。

そんなおじさんに、娘が「電車の中では静かにしないとダメでしょ?」と言い、真っ赤になったおじさんは次の駅で逃げるように降りて行きました。

娘のおかげでスカッとしましたが、少し怖かったです。

ftnコラムニスト:karira