いつの世もなくならない嫁姑問題。今回ご紹介するのは「嫁は姑の言うことを聞くもの!」と言われてしまったAさんのお話です。年長者を敬うのって大切かもしれませんが、なんでもかんでも言うことを聞けというのは間違っていますよね。冷静に言い返し、姑の魔の手から逃れたAさんのお話を早速見ていきましょう。
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それほんと? 「嫁は姑の言うことを聞くものです!」

Aさんは最近同い年の夫と結婚したばかりの主婦です。大好きな夫との結婚生活は楽しく毎日が幸せだったのですが、近距離に住んでいる姑との関係が悩みのタネでした。

姑は「嫁は姑の言うことを聞くもの」という考えの持ち主。姑自身もそうやって生きてきたので、Aさんにもその考えを押し付けたかったようです。

大好きな夫を育ててくれた大切な姑。なるべく良好な関係を築きたいと思っていたAさんですが、この考えはまったく理解ができないものでした。

どうしてあなたは歯向かうの?

Aさんは姑の言うことの中で理解ができるものについては言うことを聞きましたが、そうでないことに関しては言うことを聞きませんでした。

「義実家で集まりがあった時には、嫁が食事の用意と後片付けをするもの」

こう言われたものの皆で用意した方が効率がいいと思ったので、夫に手伝ってもらい、舅にも配膳はお願いしてみました。

すると、姑は血相を変えて「男の人にそんなことさせるなんて! どうしてあなたは歯向かうの?」と言ってきたのです。

間違ってることは聞く必要ありません

「歯向かうつもりはありません。間違ってることは聞く必要がないと思っているだけです」Aさんは姑に冷静に言い返します。

「姑さんも昔、言うこと聞けって言われて辛かったんですよね? じゃあもうこういうのやめにしましょうよ。皆でやった方が効率がいいじゃないですか」

姑は怒りでぷるぷると震えていましたが、舅や夫までもが「そうだ、そうだ」と加勢したので言い返せなくなってしまったようでした。

それってほんとに必要? 冷静に考えてみよう

昔から続いていることは大切なことという価値感もありますが、疑問を感じることがあるのなら「それって本当に必要なの?」と冷静に考えてみる必要があるのではないでしょうか。

Aさんのように姑の理不尽な要求に対し、冷静に対処ができるようになっていきたいものですね。

そして、自分がされた嫌なことを繰り返さないようになっていけたら、いつの日にか嫁姑バトルもなくなるのではないでしょうか。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶