生後半年の子供の世話に、毎日てんてこまいのEさん。仕事の合間に、少しでもいいからと夫に育児の協力を仰ぐも、夫の上司がそれを許さない。そんな夫の上司に待ち受ける衝撃の結末とは。
ftnews.jp

育休は給料泥棒、育児は母親一人で

結婚をする前から、「家事育児は二人で分担しようね。」と話してくれていたEさんの夫。そんな夫の言葉に、安心して第一子を出産したEさんでしたが、ある日、夫から、「ごめん、育休取れないかも。」と告げられてしまい。理由を尋ねると、夫は上司から「育児は嫁に任せておけ。」「育休なんて給料泥棒と同じだろ。」と言われてしまったのだそう。

時代錯誤すぎる上司

夫の上司のあまりの非常識さに言葉を失ってしまったEさん。昨今は、どの企業も女性の社会進出を促し、育休取得には寛容になりつつあると言うのに、その逆をいく上司は、どうやら会社でもかなり煙たがられているのだという。しかし、年功序列の恩恵を受け、下手に権力がある分、他の社員達もなかなか物申せずに居るのだとか。

突如言い渡された離婚話、その理由とは?

そんなある日、夫が育休を取得して帰ってきた。驚いたEさんは、「あの偏屈上司にどんな心境の変化が?」と夫に尋ねたそうですが、帰ってきた返答は意外なものでした。どうやら、夫の上司は長年寄り添ってきた奥さんから、離婚したいと言われてしまったのだとか。その理由がまさに、家事育児に非協力的だったからというものだったのだそう。

反省する上司、後悔先に立たず

このことがきっかけで、上司は社員達への育休取得を全面的に受け入れるようになったのだとか。夫の話によると、今回の奥さんとの離婚には上司もかなり堪えたようで、これまでの自分の見解を大きく改め、深く反省しているのだという。ただ、奥さんとは別れてしまったようで、後悔先に立たずといった形に。

いかがだったでしょうか。
ここ数年で、男性の育児参加をサポートする風潮もかなり強まってきたように感じますが、やはりこの上司のような固定観念は、局所的に未だ根強く残っているのだと感じずにはいられませね。

ftnコラムニスト:翠夏