以下は、そんな彼女の話です。
孫を連れて遊びにきなさいと言われ
私と姑との関係はそんなに良好ではないです。
結婚も反対されていました。その理由は私がそんなに体が丈夫ではなく、仕事が長続きしないためです。ただ幸いにも、子供は授かることができ、無事に出産。息子は旦那に似たのか、ありがたいことに健康そのものです。顔もどちらかと言えば旦那に似たので、義母もにこにこ顔で迎えてくれるのですが、どうやら私は招かれざる客のようです。
卵アレルギーだと知っているのに
姑は私が卵アレルギーだと知っています。それなのに、卵料理ばかり出すのです。そうなると私は食べられない。夕飯は抜きです。とりあえず息子にだけ食べさせて、帰宅しています。
周が食卓に並べるのは厚焼き卵に、ニラ玉、卵のスープに、卵チャーハンなどなど。
それらが食べられたらいいんですけど、アレルギー持ちゆえ、食べたら大変なことになりますからね...。お腹が空いていても我慢です。
蟹アレルギーだと伝えてみる
あまりにも何も食べられないのが悔しいので、ある日、私はあることを旦那に伝えました。
「お義母さんは卵料理ばかり出すけど、私、蟹もアレルギーだから食べられないの」
旦那は、「分かった。おふくろに伝えとく。そんなものばかり出されたら食べられないもんな。たまには違うものも出してくれないといけないよな」と言ってくれました。
「うん...」
かくして、私のアレルギー症状の誘発原因は卵と蟹であると、姑に伝わることになりました。
蟹料理が出てきて...
私が卵だけでなく蟹アレルギーも持っていると姑に伝わったようなので、息子を連れて遊びに行くことになりました。夕飯に出てきたお料理を見てびっくり。豪華な蟹料理がテーブルに所狭しと並んでいました。蟹グラタンに蟹鍋。
そこで私は「ありがとうございます! いただきます!!」と言ってたくさんいただきました。姑は「あなた、蟹アレルギーじゃ...!」と驚いた顔をしていたけれど、「治りました」と告げて黙々と食べました! とても美味しかったです(笑)
ftnコラムニスト:サンマ雲