5歳の息子がいるA子は、いつも子供のことで悩んでいました。

同年齢の子をいつもいじめていると言うのです。

ママ友の間では息子は「いじめっ子」になっていました。

本当にそうなのでしょうか?

今回は、A子がママ友に反撃をするお話です。

ftnews.jp

元気すぎるA子の息子は運動神経抜群

A子の息子(なおと君)は3月生まれ。

工作やお絵描きが不得意で

5歳になっても時々幼稚園でお漏らしをする子でした。

だけど、運動神経は抜群で

5歳で逆上がり、ボール投げの飛距離は友達と比べると断トツでした。

かけっこも一番。

年上の子に叩かれても泣くことはありませんでした。

元気すぎて時々友達を泣かせてしまうことも多く

ママ友の間では要注意人物と陰口を叩かれていたそうです。

「息子がなおと君に叩かれたの」とママ友

公園に連れていくとなおと君は

元気に走り回ります。

年上のお兄ちゃんに遊んでほしくて

いつもくっついていきます。

それが同年代の子供と一緒だと

なぜか意地悪をして、友達を泣かせてしまうそうです。

お友達「おばちゃん、なおと君が叩いた。だから怒って」

ママ友「うちの子叩かれてさっきまで泣いていたのよ」

お友達とママ友にそう言われてA子は

いつも息子を怒っていたと言います。

いつも怒ってばかりいるのに疲れて

公園に連れていくのが嫌になった日もありました。

A子はなおと君に

友達は叩かない。仲良く遊ぶこと。

そう約束をさせ、公園に行くようにしました。

それでも変わらず

「また叩かれたのよ」「おばちゃん怒って」と言われ続けました。

息子はいじわるなんかじゃない

ある日、別のお友達の子と遊ばせました。

すると、なおと君とその子は楽しくずっと遊ぶことができ

平和な時間が過ぎていったそうです。

どこが違うのだろう?

それはママ友の対応の違いにありました。

仲よく遊ぶことができる子供のママ友は

子供が「なおと君が意地悪をしてくる」と言いつけにきても

「なおと君は遊んでいるだけだよ」「自分たちで解決しなさい」

と言っていました。

A子はこのとき思いました。

(息子はいじわるなんかじゃない)

公園で息子を怒るのを止めた

その日も公園になおと君を連れていくと

例の同年代の子が遊んでいました。

いつものように

「また叩かれたのよ」「おばちゃん怒って」

A子はなおと君を怒るのを止めました。

そして2人に言ったそうです。

「なおとに聞いてみるよ」

「本当に叩いたのか、それとも手が当たっただけなのか」

「なおとは大好きなあなたを叩いたりしないと思うよ」

それから言いつけ親子はバツが悪そうに

公園を後にしたといいます。

ママ友の対応で子供が悪者にされることって、あるんですね。

A子の「大好きなあなたを叩いたりしない」という言葉も

上手な反撃だと感心しました。

ftnコラムニスト:立花彩夏