義理実家での同居中、姑の理不尽な対応と夫の不誠実な態度に長年悩まされてきました。ある日夫が放った一言に、私はすべてを終わらせる覚悟をしたのです。
義理実家での生活
私は地方で義理実家と同居し、看護師として働きながら二人の子供を育てていました。姑は「女は家にいて家事をするのが当たり前」という考えでしたが、夫より私の方が収入が上だったため、働くことを許されていました。
同居中、私は生活費という名目で給料のほぼ全てを姑に預けていました。仕事は激務にもかかわらず、家事全般は私がやりました。姑はほとんど何もせず、私が淹れたお茶がまずいと言い目の前で捨てるような人でした。
家族内のトラブルがあればすべて私のせいで、夫は必ず姑の味方をします。夫婦関係は冷めきっており、夫は時々浮気をして女の匂いを漂わせて帰ってきました。
介護要員
私は家にいないことが多く、姑に子供たちの世話をお願いできたのはとてもありがたかったです。しかし、子供たちは「おばあちゃんはお母さんの悪口を言うから嫌だ」といいます。姑の言動をやめさせてほしいと夫に頼んでも、夫は「お前が母さんをいじめているのか」と私を怒鳴ったり、罵倒したりしてきました。
なぜ離婚してくれないのか夫を問い詰めると、夫は一言いいました。
「お前は母さんの介護要員だから」
子供たちのためにすべてを我慢して同居していた私ですが、子供たちから「おばあちゃんとお父さんが嫌い」「もう離婚してほしい」と言われたこともあり、覚悟を決めました。
私を虐げてきた義理実家の顛末
私はコツコツと貯めた貯金で、別居の準備と離婚に向けて弁護士を雇い離婚は成立。養育費と義理実家に納め続けていた給料の一部、慰謝料を合わせ、生涯悠々自適に暮らせるだけのお金を受け取りました。
義理実家は困窮し、山と畑を売ったと聞きました。あの一言がなかったら、私は子供たちのために結婚生活を続けていたと思います。最終的に子供たちも私も穏やかで幸せな日常を手に入れたので、満足しています。
ftnコラムニスト:鈴木まさ美