褒められたら嬉しいものですが、ときには 「マウントとり」 の発言に聞こえることもあります。
今回は、私の友人Wさんから聞いた、マウントをとるママ友トラブルエピソードを紹介します。
ftnews.jp

実家の仕事をしたい!! 高卒で仕事を始めたWさん

Wさんは、高校を卒業してから、進学はしませんでした。
すぐに実家の仕事を継ぎ、働いていたのです。

小さいころから、「実家の仕事をしたい」 と思っていた、Wさん。
そのため、大学にいきたいと思ったことはないといいます。

卒業後に働き始めたとき、Wさんは
「実家の手助けができて、幸せ!!」
と嬉しそうに話していました。

Wさんは、24歳のときに結婚。
お相手は、Wさんの実家の職場にいた男性です。
Wさんの実家を継ぐ覚悟があるといってくれた、この男性。
結婚をしてから、両親のもとで修行をしました。

しばらくして、Wさんと旦那さんのあいだには女の子が生まれました。
赤ちゃんが生まれても、旦那さんの修行の日々は続きます。
毎日遅くまで、経営や人事などを学びました。

娘ちゃんが小学校に入学したころに、旦那さんは実家の仕事を継ぐことになったのです。

実家の仕事も安泰。
ほっとした、Wさんでした。

「旦那が経営してるバーにいくの」 と、聞いてもいないのにマウントをとってくるママ友

実家の仕事が落ち着くと、今度は別の問題が発生しました。
それは、小学校のママ友問題。
とあるママ友が、会うたびにマウントをとってくるのです。

誰にでもマウントをとるママ友。
しかし、Wさんのことを下に見ているのか
「エッ? 高卒なの~!? 私は大学院までいったわよ〜(笑)」
「そのバッグ、去年のだよね? 私のは今年の新作なのよ(笑)」
「まだ習い事させてないの!? うちは3つもやってるわよ~(笑)」
と、他の人に対する態度より、たくさんマウントをとってきます。

会うたびにいわれるので、プチストレス……。

この日も偶然、マウントママ友に遭遇したWさん。
「お買い物に出かけるの? 私は、旦那が経営してるバーにいくところなの」
聞いてもいないのに、さりげなく
「バーを経営している」
とマウントをとるママ友。

面倒なので、Wさんの実家も経営者だという話はしていません。

マウントママ友の旦那さんのバーが潰れそう! 「うちが取引先になりましょうか?」 でスカッと展開!!

しばらく一方的に話していたママ友。
プルル、と音がなり、電話がかかってきました。

ママ友は電話に出て、しばらくすると、顔が真っ青になっていきました。

「エッ? ちょっと待って……!! バーが潰れそうって、どういうこと……!!?」

声を荒げたママ友。
さっきまでWさんにマウントをとっていた顔とは、まるで別人のようです。

実は、ママ友の旦那さんが経営するバーで取り扱っている、アルコール類の仕入れ業者が倒産。
新しい仕入れ業者がなかなか見つからず、潰れそうな状態だという電話だったのです。

顔面蒼白になっているママ友。
Wさんは、そっと口を開きました。

「私の旦那の会社が、仕入れましょうか?」
「エッ? ど、どういうこと……?」

驚いているママ友に、Wさんはていねいに説明をしました。

Wさんは、実家の仕事を継ぐために高卒だったということ。
輸入関係の仕事のため、仕入れには太いパイプがあること。
取引先になってあげてもいいということ。

するとママ友は、手のひらを返したように豹変。
「ホント!!? ありがとう!! 高卒とかバカにして、ゴメンね~♡」
といってきたのです。

って、バカにしていた自覚はあったんかい!!

とは思ったものの、その日からママ友の態度がガラリと変わりました。
いまでは、Wさんに対して忠犬のように懐いているとのことでした。

まとめ

マウントをとってばかりのママ友との付き合いは、疲れてしまいますよね。
ある程度の距離を保ちつつ、ママ友付き合いを続けられるようにしましょう。

ftnコラムニスト:haru