なかなか妊娠できないA子
これは、ママ友から聞いた話です。
専業主婦のA子と会社員の旦那さんは、結婚して5年。結婚前から「子どもはたくさん欲しいね♡」と話していましたが、なかなか妊娠できずに悩んでいました。
二人ともまだ20代なので、周りからはそのうちできると言われて楽観視されていましたが、A子は最低でも三人ほしかったので内心かなり焦っていました。旦那さんも周囲と同じように「まだ若いし大丈夫だよ」とのんびり構えていて、子作りにあまり協力的ではありませんでした。
妊活に非協力的な夫
気が付けば5年経っても一度も妊娠できておらず、色々な不安が大きくなっていったA子。
20代で不妊だったという話を聞くと、嫌がる夫を無理やりクリニックへ連れて行き、検査をしてもらいました。お互いなんの問題もなく、タイミング法でいけるというお医者さんの話に安心しましたが、夫は検査結果を知ってからはそれみたことかとさらに非協力的になってしまいました。
義弟嫁が妊娠
そんな時、半年前に結婚したばかりの義弟嫁に赤ちゃんができたと連絡がありました。
A子は口惜しさと悲しさで義母の前で大泣きをしてしまいました。
義母も孫は早く見たいと思っていましたが、A子がこれほどまでに思い悩んでいるとは知らず、
「A子さん、息子が勝手をして悲しませてしまってごめんなさいね。私からもよく言い聞かせるから、協力できることは言ってね」
とA子を慰めてくれました。
妊娠に向けて突き進むA子
義母の協力が得られたことでA子もだんだん前向きに頑張ろうと動き出しました。
医者からはカラダ面で問題はないと言われているので、タイミングだけだ! と考えたA子。
排卵日の前になると旦那さんに早く帰ってくるようにお願いし、義母にも連絡を入れるようになりました。すると、排卵日に義母から旦那さんへ「今日は早く帰りなさい!」と定時になると必ず電話がかかってくるようになったそうです。
母親にタイミングを連絡されて急かされる旦那さんが少し不憫ですが、早く赤ちゃんがきてくれるといいなと応援しています。
ftnコラムニスト:karira