「不倫はしてはいけないこと」これって社会の常識だと思うのですが、中にはこの常識が通用しない人もいるようで……。今回ご紹介するのは筆者の知人であるAさん夫妻に起きた不倫問題。Aさんは、不倫がバレて盛大に開き直った夫のことをどうするのでしょうか?早速見ていきましょう。
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ドキドキがなくなった結婚生活

Aさんが結婚したのは7年前。夫はAさんよりも年上で、安定した職に就いている優しい人でした。Aさんと夫は出会ってすぐにお互い惹かれあい、すぐに結婚を決めました。

「こんなに相性がいい人はいない」と思っていた2人ですが、結婚してから数年が経つと、新婚の頃のラブラブは薄れ、夫はAさんに対して興味を失っていくのがわかりました。Aさんは夫が自分のことを好きでいてくれることを願っていましたが、それは叶わずに、ますます寂しい思いをするようになったのです。

発覚!夫の不倫

そんなときめきのなくなった夫婦生活を送っていたある日、夫が急に出張に行くことになりました。

Aさんは夫の出張期間中に夫のパソコンを見てしまいました。すると、夫が別の女性との不倫をしていることが発覚したのです。まさか夫が不倫しているだなんて思ってもみなかったAさんはショックを受けました。

どうしていいかわからず、ただオロオロするばかりだったAさん。まずは自分がどうしたいのか自問自答してみることに。

そこで気づいたのは夫と離婚したくないと思っているということ。そこでAさんは夫が出張から帰ってきたら不倫について話し合い、夫が反省しているのならまた2人でやっていこうと方向性を決めたのです。

不倫バレ夫の盛大な開き直り

出張から帰ってきた夫に早速不倫について問いただします。

夫:「気にしなくていいよ。不倫ってそんなに悪いことかなあ。」

夫は不倫がバレて焦るどころか、謝りもせずに開き直り、自分の行動に一切の責任を感じていないようでした。それでもAさんは、夫との関係を修復しようと頑張りましたが、夫は改善する気持ちをまったく見せてくれません。

不倫相手とも別れるどころか、妻公認となったとばかりに夜遅く帰ることも増えてきました。Aさんが夫とやり直したいと思えたのは、夫が不倫について反省してくれると思ったからです。

Aさんは夫の開き直りや不倫行為を続ける態度に、もう我慢できなくなりました。そして、離婚を決意したのです。

さよなら不倫夫

離婚後、Aさんは一時的に落ち込むこともありましたが、時間が経つにつれて本当の自分自身を取り戻すことができました。

これまでは夫のために生きていたAさんですが、今では自分自身が幸せを感じるために自分の意志で生きることを大切にしています。

不倫に関しては、人それぞれ考え方が異なるでしょう。Aさんの元夫のように「悪くないこと」と思っている人もいるかもしれません。

しかし、夫の不倫を経験したAさんのエピソードを見ていて言えるのは、不倫は決して正当化できるものではないということです。不倫によってAさんを傷つけ、反省もしなかった夫は現在では不倫相手にも振られ一人で寂しく暮らしているそうですよ。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶