文化系の習い事を勧める姑
友人Yには10歳になる娘がいるのですが、娘は運動が大好きなお転婆系だそうです。
そのため、Yは娘が好きな空手を習わせているそうなのですが、姑がコレを気に入らなかったのだとか。
姑は、茶道や楽器などの文化系を孫に習わせたいらしく、頻繁に勧められていたのだそう。
しかし、Yも娘も文化系には興味がなく、応じるつもりはありませんでした。
孫の意見を尊重しない
Yの娘はお転婆なだけでなく、自己主張も一丁前です。
姑から茶道やほかの習い事をするように勧められても「わたしは運動が好きだからやらない!」と、娘はハッキリと断っていました。
しかし姑は「女の子らしい習い事をしなさい!」「空手なんて女の子がしなくてもいいのよ!」と言って、孫のやりたいことを尊重してくれなかったのです……。
そんな姑のことを「自分がやりたかったことを孫に押し付けたいのよ」とYは言っていました。
確かに…そういう人っていますよね! 悪気はないのでしょうが、本人の「やりたいこと」は大切にしてほしいものです!
勝手に「辞める」宣言?
ある日のこと、珍しく姑が娘の習い事の送迎をしてくれるというので、Yは任せてみたのだそう。
Yは「仕事で忙しい私の為に送迎を手伝ってくれたのかな?」と思っていましたが……。
翌週、娘の空手の練習が終わり先生に挨拶に行くと、こんなことを言われます。
「今月末でお辞めになられると聞きました……頑張っていたのでびっくりしましたが、ほかでも頑張ってくださいね!」
Yはびっくりしました。
先生によると先週、姑から今月末で退会すると伝えられたのだとか!
しかも母親、つまりYからの伝達ということにしていたのだそう!
姑の身勝手すぎる行動に、Yだけでなく娘も怒り心頭です。
口だけじゃなくて金も出せ!
その日の夜、娘を連れて義実家へ突撃したYは、自分の気持ちを気が済むまでぶち撒けました。
「勝手に辞めさせようとするなんて、何考えてるんですか? 娘の夢を何だと思ってるんですか!」「娘が自分で選んで頑張っている道を勝手に変更させる権利なんてないでしょ!」と怒鳴ります。
また「子育てに口を出すんなら、相応の金も出して下さいね!」と言ってやったのだそうです!
いつも口を挟むのに金は出さないスタンスに、Yはストレスを感じていたといいます。
これほどすごい剣幕で嫁から攻撃を受けると思っていなかった姑は、言い返すわけでもなく、ずっとうつむいたまま……。
Yからの止まらない口撃を見かねた10歳の娘が最後に姑を慰めたことで、この問題は終結しました。
この件があってから、姑は娘の空手を応援してくれたり、試合のエントリー費を出してくれたり、随分と協力的になったのだそうです。
「娘の前で姑を怒鳴ったことは後悔しているけど、結果オーライになったし、本気でぶつかってみてよかった!」と、Yは笑いました。
ftnコラムニスト:さらら