1人暮らしをしている姑
主婦のAさんには大きな悩みがありました。それは旦那の母親である姑のことです。
姑は現在、義実家で1人暮らしをしています。しかしその家がとんでもないことに……。
なんと、近所でも有名なゴミ屋敷になってしまったのです。
改善されないゴミ屋敷
元々義実家は、整理整頓されている普通の家でした。しかし5年前に義父が病気により他界。かなり気落ちしてしまった姑はその時期から、物を家に溜め込むようになったのです。
Aさんも旦那も何度も注意をして、何度も片付けをしたのですが、改善はされませんし、再度姑はゴミを溜め込みます。
姑がゴミを溜め込むようになったのは、義父を亡くした寂しさから……。
そのこともよくわかっていたので、Aさんも旦那もそれほど強くは注意できないでいたのです。
突然の電話
そんなある日、Aさんのもとに1本の電話が……。その相手は義実家の近所に住む人でした。
「あんた家族だろ! あのゴミ屋敷をなんとかしろ! 」
どうやらゴミ屋敷となった義実家のことは、近所でもかなり問題になっているとのこと。近所の人も姑に注意したそうなのですが、当然改善されず、Aさんのもとに苦情をいれてきたのです。
「すいません」と平謝りし、電話を切るAさん。姑の気持ちはわかりますが、これ以上、あのゴミ屋敷を放置することはできない状況でした。
旦那と相談した結果
その日、Aさんはクレームが入ったことを旦那に伝えました。そして今後どうするのか考えることに。
姑と同居できればいいのですが、Aさんの家もそこまで広いわけではないですし、Aさんの両親も最近は病気がちということもあって、現実問題としてそれは難しいという結論になりました。
そして結果的には、義実家を片付けて売却し、姑を老人ホームに入れることになったのです。
最初はAさんも旦那も心配していたのですが、姑は老人ホームですぐに仲の良い友人ができたとのこと。寂しくなくなったからか、1人暮らししていたときよりもかなり元気になったそうです。
ゴミを家に溜め込んでしまうのは、心の問題である場合も多いとよく言われますよね。結果的に元気を取り戻せたようですので、良かったです。
ltnコラムニスト:ふくろうクジラ