今回は、知人女性が遭遇した「クレクレママ友」を紹介します!
セレブリティな知人女性
知人女性は旦那さんが歯科医師ということもあり、リッチです。
ですが彼女は、決して威張ることはなく、品のある思いやり溢れる女性として周囲に慕われていました。
旦那さんが彼女を選んだのも、まさに納得でしょう。
「無添加野菜のお裾分け☆」アポ無し訪問のママ友
そんな知人女性の元に、急にアポ無しで保育園のママ友が来訪しました。
「我が家で採れた無添加野菜を持ってきたのよ~。美味しいわよ~」
野菜に視線を向けると、虫がたくさんついており、穴だらけでしたが、知人女性は笑顔で「ありがとう。嬉しいわ」と伝えます。
するとママ友は「いいのよ~。友達じゃな~い。あ~それにしても、喉が渇いちゃったわ~」と言って、意味ありげに彼女をチラリと見ました。
「ああ。家に上がりたいんだな」と察知した知人女性は「良かったら、お茶でもどうぞ」と言って、ママ友を家に上げました。
これが、恐怖の幕開けとも知らず......。
嵐が通り過ぎるように
「あ~このケーキ美味しいわね! もう1切れちょうだい!」
一切の遠慮なしに、ママ友はすごいスピードでお茶とお菓子を平らげました。そんなママ友に引き気味の知人女性でしたが、ママ友はここでトンデモナイ提案をし始めます。
「そうそう! 野菜あげたんだから、アンタの持ってるブランド品のお下がり、なんかちょうだいよ!」
知人女性は確かに、いくつかブランド品を所持していましたが、どれも思い入れのある大切な品です。
「それは出来ないわ」と伝えると、ママ友は烈火の如く怒り狂いました。
「はぁ? その為に野菜をあげたっていうのに! フン! もう知らない!」
腹立ちまぎれに、ソファにあったクッションをポイポイと投げ、ママ友はお礼も言わずに家を出て行きました。
あまりの非常識ぶりに、知人女性は呆然とその場にしばし立ち尽くしたといいます。
居場所を失ったママ友
実はこのママ友は彼女以外にも、大勢のママ友達に無茶ぶりを行っていたのです。
結果、誰もママ友のことを相手にしなくなり、居場所を失ったママ友は気が付けば何処かへ引っ越していました。
ブランド品を欲しがる前に、それに見合う品格を見に付けることが先決でしょう。
ftnコラムニスト:六条京子