突然ですが、あなたの実家や義実家は不用品で溢れていませんか? 帰省するたびに片付けたいなと思うものの、親にその思いを伝えるのって相当気まずいですよね。そこで今回は「ゴミ屋敷になってしまった義実家」のお話をご紹介します。
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義父が亡くなり元気のない義母

知人Aさんの義母は一人暮らし。昨年、義父が亡くなってから引きこもりがちになってしまいました。

夫が電話で「元気にしてるか?」とたびたび連絡を入れるも、全く覇気のない義母。そんな義母を心配したAさんと夫は、車で3時間ほどの義実家へ行くことにしました。

義実家がゴミ屋敷になっていた

義実家に着いたAさん夫婦。まず目に入ったのは、玄関に放置されてた山積みのゴミ袋でした。

「これってどういうこと?」もともと義母はきれい好きな人だったので、Aさんは目の前の状況が全く信じられませんでした。

「母さん! 帰ったよ! いるんだろ?」玄関に入った夫がそう言うと、「おかえり」と居間から義母の声がしてきました。

突然泣き出した義母

「なんなんだよ。この汚さは……」二人は居間を見て騒然とします。そこは足の踏み場のないほどのゴミで溢れていたのです。散乱した生ゴミから放たれる異臭も、耐えがたいものでした。

「お義母さん、とりあえず一緒にお片付けしましょうか」Aさんはそう言って、ゴミを手にした瞬間、義母は大声で泣き始めたのです。

「どうしたんですか?」Aさんは焦って、義母に尋ねます。すると義母は「お父さんが亡くなって何もやる気が起きないの……。私って本当にダメね……もうどうでもよくなっちゃった」と肩を落としたのでした。

まとめ

結局、夫と二人で義実家の片付けをしたというAさん。

ただ、明らかな不用品だと思われるものでも「これはお父さんとの思い出が詰まっているから」と、なかなか処分させてくれなかったといい、まだまだ物が多い状況だといいます。

独り身になり、寂しい思いをしているのには同情します。しかし、最後に大変な思いをするのは残された子供たちです。

こうならないためにも、親が元気なうちから、今後のことについて相談しておくことが大切ですね。

ftnコラムニスト:はぴまる