今回は、私の友人Hさんから聞いた、義両親のための老後の資金を使い込まれた!? 義実家トラブルエピソードを紹介します。
倹約家の旦那さん。結婚できて、本当によかった……!!
Hさんの旦那さんは、倹約家です。
付き合っているときから、無駄遣いはあまりしないタイプでした。
「もし結婚したら、お金遣いが荒くなくて安心できそう」
そう思ったHさんは、旦那さんへの好感度がさらにアップ!
結婚に意欲的になり、猛アピールの末に結婚までたどりついたのです。
結婚をしてからの旦那さんは、変わらずに倹約家。
無駄遣いをいっさいしません。
「私の目に狂いはなかった……!!」
Hさんは心の中で小躍りをしました。
しかし、実は旦那さんは「本当の倹約家ではない」という事実を知ることになったのです……。
毎月8万円を仕送り「親の老後の備えにするため」
結婚をして1ヶ月が経ったときのこと。
給料日になり、旦那さんが現金をおろして帰ってきました。
その金額、8万円。
「そのお金、どうするの?」
と聞くと、旦那さんは
「実家に送金するに決まってるだろう。老後の資金として、ずっと仕送りしてるんだ」
といったのです。
義両親の老後を心配に思い、勤め始めてからずっと仕送りをしていたという旦那さん。
自分の生活費を最小限にして、仕送りを続けていたのです。
「倹約家じゃなかったんかい!」
そう思ったHさんですが、親を思う気持ちは大切。
Hさんもできる限り、生活費を抑えるように協力をすることにしました。
結婚をしてから5年が経っても、毎月給料日には、必ず義実家に仕送りを続けました。
「毎月の仕送りで、贅沢三昧よ(笑)」 って、それ老後の貯金だろぉぉーー!!
あるとき、義実家で親戚の集まりがあるといわれたHさんと旦那さん。
2人揃って、義実家へいくことになりました。
義実家に集まった親戚たちは、お酒を飲んで楽しい雰囲気。
口も軽くなっています。
「夜の生活はちゃんとしてるのか?」
「子どもは早めに産めよ」
と、下世話なことばかり……。
嫌気がさしてきたHさんが席を立とうとしたとき。
買い出しにいっていた義母が、戻ってきました。
「お待たせ~! お酒、追加で買ってきたわよ」
義母が差し出したお酒を、親戚たちが受け取ります。
すると、親戚の1人が首をかしげました。
「おっ! ブランド物のバッグじゃないか。イイモノ持ってるねぇ」
義母が手に持っていたバッグは、ブランド物の高級バッグ。
確かに、イイモノです。義母は、ニコニコと笑いました。
「この前のバッグに飽きたから、また買っちゃったのよ~♡」
そういった義母に、親戚は
「エッ! この前のも、かなり高いブランド物だったよね? お金があってイイわね~!」
といいました。
すると義母は、旦那さんを指さして
「この子が、毎月仕送りしてくれるからね♡ イイ暮らしさせてもらってるわ~(笑)」
といってきたのです……!!
Hさんも旦那さんも、目を見開きました。
毎月仕送りしているのは、義両親の老後の資金を蓄えるため。
貯金をする前提で、仕送りをしています。
それなのに、使っていただと……!!?
しかもブランド物のバッグを買って、裕福な暮らしをしていただと……!!?
ふざけるなぁぁぁーーーーー!!!!
さすがの旦那さんもブチギレ。
その場で、「仕送りの意味」 を説教しました。
その後、義実家への仕送り制度はなしに。
代わりに、介護保険に加入をして、現金では使えないように対策をとった、Hさんと旦那さんでした。
まとめ
毎月の生活を切り詰めて仕送りをしていたのに、まさかの仕打ち……!!
Hさんと旦那さんは、義母に無駄遣いをさせるために、仕送りをしていたのではありません。
将来への備えとして、保険の支払いに変更できてよかったですね。
ftnコラムニスト:haru