おさがりを譲り合う。ママ友同士ではよくある話ですが、何でも欲しがるママ友には困ってしまいます。今回ご紹介するのは、クレクレママに泥棒されてしまったAさんのお話です。「もらえるものは何でももらう」たくましく生きるのは構いませんが、人のものを盗んではいけません。
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おさがりちょうだい! ほしがりママ

Aさんはママ友Pさんから「おさがりちょうだい!」とせがまれることが多く、いつも我が子の小さくなった衣類などを気前よくあげていました。

「着られなくなった衣類が誰かの役に立つなら、こんなに嬉しいことはない」

こんな風に考えていたので、おさがりをもらってくれるPさんに悪い印象は抱いていませんでした。

ありとあらゆるものが欲しいPさん

ある日、Pさん親子がAさんの家に遊びにくることになりました。子供たちは楽しく遊んでいますが、Pさんは目に入るものをすぐに欲しがります。

「このおもちゃ、もう子供っぽすぎるんじゃない? もらってあげるわよ」
「このカバン使ってるの見たことないから私にちょうだい!」

いらなくなったものならまだしも、まだ使っているものはあげられません。Pさんが特に欲しがったのが子供が親族の結婚式に参列する時に着用したドレス。このドレスはAさんの母が作ってくれた想い出の品であげるつもりはありません。Aさんははっきりと断りました。

ドレスがない! 盗まれた

Pさんの訪問にどっと疲れたAさん。しかし、ゆっくりしてられない事態がAさんを襲います。

Pさんが帰った後でクローゼットを確認すると、あげられないと言った子供のドレスがなくなっているのです。先程まであったドレスがなくなっているのは、明らかにPさんの仕業でしょう。

AさんはすぐにPさんに電話をかけますが、Pさんはドレスを持ち帰っていないとしらを切ります。それならとAさんがとった手段は……。

泥棒が入ったみたいだから警察に通報するね

しらばっくれようとするPさんに対し、Aさんはそれなら警察に通報すると告げました。Pさんが取っていても取っていなくても盗まれたことに変わりありません。泥棒が入ったのだから警察に通報するのは当然でしょう。

Pさんにも捜査に協力してもらうことになるかもしれないと言うと、Pさんの態度は一変。

急にカバンの中にドレスが入っていたから返しに行くと言い出しました。あくまで盗んだのではなく間違って入ったという主張を繰り返すPさん。Aさんはそれに反論はしませんでしたが、その後Pさんとの付き合いはやめたそうです。

ftnライター:安藤こげ茶