マイホームを欲しいと言ったのは夫
結婚して3年目のCさん。夫が「そろそろマイホームを買おう」と言い出しました。まだ子供に恵まれていなかったCさんは、家を買うのは子供ができてからと考えていましたが、夫の熱量に押され家を買うことを決意。
夫は注文住宅を買うと張り切っており、毎週のように打ち合わせに出かけていきます。
Cさんは自分が住宅購入の蚊帳の外にされているような気がしていましたが、楽しそうな夫を見守りつつ、なんだかんだで自分も新居で暮らせる日を楽しみにしていました。
いよいよマイホーム完成!
マイホームが完成したのは、夫が家が欲しいと言い出してから2年が過ぎた頃。Cさんは何度か打ち合わせに同席し、建築現場を一度見に行っただけ。
夫主導で建てられたことに不満がないわけではありませんが、引っ越す日は迫ってきます。Cさんはカーテンや家具のサイズを測るために、新居へと1人で出かけていきました。
すると、新居には先客がいたのです。
信じられない! 新居で不倫
新居では夫が不倫相手と行為の真っ最中でした。興奮している2人はCさんが入ってきたことにも気づきません。
「あたしのために素敵なおうちありがと♡」
「こんな理想の間取りのおうちに住めるなんて夢みたい♡」
「早く奥さんと別れて〜」
不倫相手からは次々と信じられない言葉が飛び出します。Cさんは証拠を残さなければとスマートフォンを構えますが、手が震えて落としてしまい2人に存在を気づかれることに。
許せない! この家には住みません
夫は慌てて服を着て言い訳をしてきますが、不倫相手の女は開き直った様子で腕を組み立っています。Cさんはとにかく2人のことが気持ち悪くて仕方がありません。
「あなたたちの希望通り別れてあげるので、この家には2人で住んでください。そのかわり慰謝料はきっちり請求させてもらいます」
それだけ告げると家を去り、その後きっちり慰謝料をとって離婚をしたそうです。夫と不倫相手は新居に住んでいるそうですが、夫のローン返済計画はCさんの収入も当てにしたもの。苦しい生活を強いられており、不倫相手とも喧嘩だらけとのことです。
住宅購入という人生の中でも重大な出来事を夫が不倫相手と決めていたとしたら……。いくら新しい家での素敵な生活が待っていようとも許すことはできませんよね。
ftnライター:安藤こげ茶