仲良くなったママ友
主婦のAさんには、最近仲良くなったママ友がいます。ママ友のBさんは同じマンションに住む女性で、たまたま公園で知り合いました。
お互い2歳の娘を持つ親ということもあり、すぐに意気投合。お互いの家を行き来するほどの仲になったのです。
家で世間話をしていると……
そんなある日、Aさんは家にやってきたBさんと世間話をしていました。するとBさんが「Aさんの娘は本当に可愛いわよねー」と言ってきます。
確かに、Aさんの娘は目がくりくりしていて、可愛いと言ってもらえることが多かったのです。
「そんなことないですよー」と謙遜するAさん。そして「Bさんの娘さんも可愛いじゃないですかー」と返します。
するとその瞬間、Bさんの目の色が変わりました。
「本当? 本当にそう思う?」Bさんはそう言いながら、詰め寄ってきます。
「は、はい」と驚きながら返事をするAさん。すると、Bさんからまさかの言葉が返ってきました。
「じゃあ……交換する?」
恐怖の提案
意味がわからず「えっ?」と問い返すAさん。
「ウチの子可愛いと思うなら、子供を取り替えっこしようよ」
Bさんの言葉を聞き、ようやくその意味を理解したAさんは、ゾッとします。いくら同じ年、同じ性別とはいえ、子供を交換するなどあり得ないことです。
「いやいや……えっと、何でそんなこと言うんですか?」動揺しながらAさんはそう問い返します。するとBさんはまさかの一言を言ってきました。
「だってウチの子、可愛くないもの」
しつこくお願いしてくる
親の言葉とは思えない言葉に、衝撃を受けるAさん。当然、Bさんの申し出は断りました。
すると「別にいいじゃない。ウチの子、可愛いと思ってるんだよね?」と、なおもしつこくお願いしてくるBさん。しかしAさんは「絶対にダメです」と断り続けました。
すると「じゃあわかった」とBさんが言います。ようやく引き下がってくれたかと安心したAさん。しかしBさんは最後に、最悪の一言を言ってきました。
「じゃあお金払うから。いくらなら交換してくれる?」
Bさんの最悪の言葉に「無理って言ってるじゃないですか!」と思わず大声を出してしまったAさん。お金の問題ではありません。
するとBさんはようやく諦めた様子。そして自分の娘を連れて家に帰っていきました。
この一件により、Bさんのことが怖くなってしまったAさん。それからはBさんと距離を置くようになり、今では挨拶程度しかしなくなってしまったそうです。
子供を取り替えて欲しいなど、親の言葉とは思えませんよね。Bさんの子供がしっかり愛情を与えられているのか、心配になってしまいます。
ltnコラムニスト:ふくろうクジラ