大嫌いな姑
主婦のAさんは、姑のことが大嫌いでした。姑は会う度に嫌がらせをしてきたり、嫌味を言ってきたりするような人だったからです。
毎回そんなことをされ、どんどんストレスが溜まっていくAさん……。
そしてとうとう限界を迎え、Aさんは決意します。「復讐してやる……」と胸に誓ったのです。
寝室に忍び込み…
ある日、姑の家にいったAさんは、さっそく復讐のための仕込みを始めました。
こっそり姑の寝室に忍び込み、ベッド付近にサササッと砂糖を振りまきました。
そしてバレないように、そっと部屋に戻ったAさん。その日は姑の家に泊まる予定だったため、朝を楽しみに待つことにしました。
朝になると…
「ギャーッ!!」
朝になると、そんな叫び声が姑の部屋から聞こえてきます。その声とともに目を覚ましたAさんは、ニヤリとほくそ笑みます。
さっそく姑の部屋にいってみると、「虫! 虫が! 」とベッドの上で慌てふためく姑が……。完全なパニック状態でした。
昨日、Aさんがまいた砂糖のおかげで、ベッド付近には大量の蟻がたかっていました。
ベッド付近に蟻がいるのに気づき、パニックになったのです。
パニックになる姑
姑は蟻を払おうとしますが、なかなか払うことはできません。
その様子を見て「ざまあみろ」とつぶやくAさん。これまでのストレスが一気に解消されました。
その後、「私がやっておきますから」と言って、ベッド付近にはびこる蟻と、証拠の砂糖を全て処理したAさん。そのため、Aさんがやったこともバレずに済みました。
それから姑はなかなかベッドで眠れなくなってしまい、どんどん元気がなくなっていったとのこと。そのおかげで嫌がらせをする元気もなくなり、Aさんは平和な日々を取り戻せたとのことでした。
朝起きて、部屋の中に蟻がいたら、確かになかなか眠れなくなってしまいますよね。一生のトラウマになってしまいそうです。
姑の自業自得とは言え、少しやりすぎかもしれません。真似はしないようにしましょう。
ltnコラムニスト:ふくろうクジラ