今回は、知人女性の体験談を紹介します!
帰って来た小姑
30代の知人女性は、夫の義両親達と同居しています。
そこへ離婚した小姑が帰って来て、一緒に暮らすこととなりました。
これをキッカケに姑と小姑は、まるで一体化したようにパワーアップして、嫁である知人女性を攻撃し始めたのです。
グチグチ小言にウンザリ……
知人女性が作った料理に対し、姑達は連日「不味い!」「食べる気がしない!」などの文句を付けてきました。
これに耐えかねた知人女性が「では、お義姉さんにお任せします」と言うと、小姑はノリノリで料理を作り始めます。
イタリア留学経験のある小姑は、料理が得意で、毎日のようにパスタやステーキなどパーティーを連想させるメニューを食卓に並べました。
小姑の作った料理に舌鼓を打ちながら「やっぱり、嫁より娘の方がずっと優秀だわ!」と姑は小姑を絶賛します。しかし、状況は意外な方向へ進んで行きました。
お袋の味が恋しい
「今夜もまた、ピザとコーンポタージュか……」
小姑の作った夕食を見て、夫と舅がゲンナリした表情を見せました。
小姑は洋食が得意だったのですが、連日、このように豪華なメニュー続きだと逆に飽きてしまいます。
例え好物だとしても、ずっと同じ物ばかり食べていれば食傷気味にもなるというものです。
それは姑も同じなようで、いくら愛娘が作った料理とはいえ、マンネリを感じ始めていました。
また、姑には別の心配もありました。
壮絶な喧嘩を経て
実は小姑が、食費を考慮せずに好きな物ばかり作るので、家計が圧迫されていたのです。
知人女性の作ってくれていたお味噌汁やサバの味噌煮が恋しくなっていた姑は、それと無しに小姑に「たまには、お嫁さんに料理を任せて、料理は当番制にしない?」と切り出しました。
しかし小姑はこれが面白くなかったらしく、これをキッカケに姑と大喧嘩して、家を出て行ってしまいます。
大好きな愛娘を失った姑は現在、人が変わったように、おとなしくなりました。
実は小姑が旦那さんと離婚した理由も、小姑のやりくりに問題があったからだそうです。
円満な家庭を守る為にも、やはりまずは家計運営を重視するべきですね!
ftnコラムニスト:六条京子