有名人に憧れていたA子
これは知り合いから聞いた話です。
A子は、大学へ進学するために地方から上京し、そのまま都内の企業に就職しました。
若干ミーハーなところがあり、モデルを目指す同級生やお笑い芸人のたまごの友人など、今後有名になるかもしれないような人たちと好んで交流していました。
その流れから、SNSでそこそこ名の知れたラーメン通のブロガーと知り合いになり、彼のほうから交際を申し込まれてお付き合いをすることに。
ラーメン好きな人の中ではちょっとした有名人だった彼と交際できて、A子さんは喜んでいました。
有名ブロガーと交際できて大喜び
A子ももともとラーメンが好きだったので、付き合って最初のころは彼のおすすめのラーメン店に連れて行ってもらうことがありました。
テレビや雑誌で見たことのある有名店の店長と顔なじみで、ラーメン店に並べばほかのお客さんによく声を掛けられる彼を見て、自分は有名人と付き合ってるんだ♡ と嬉しくなっていったA子。
周囲にも、「彼と一緒にいるとよく声かけられちゃうし大変♡」と自慢していました。
想像していた交際とは違っていた……
彼はラーメンの食べ歩きのブログを上げるのが日課になっていて、読者も多く、ランキングではいつも上位に入っていました。
そのため新しいラーメン店を探してブログに上げるのがルーティーンになっていて、デートのときの外食はいつもラーメン。
しかも都内はほとんど回ってしまっているので、郊外へ足を延ばすことも多く、デートはすぐにマンネリ化してしまいました。
たまには違うところに行きたいと言ってみても、ブログのネタがないときはA子のことは後回しにされることもしょっちゅう。
旅行先でもラーメン屋巡りばかりする彼に疲れてしまい、結局別れてしまいました。
交際するなら普通の人!
最初は念願の有名人と付き合えて喜んでいたA子ですが、彼に振り回される生活はかなりつらかったそうで、交際するなら有名人じゃなくて普通の人がいいと考えを変えたそうです。
片方の生活スタイルに偏ってしまうと、やはりもう片方が我慢することになってしまい、つらくなってしまいます。
お互いを尊重しあえるような、同等な付き合い方が大切ですね。
ftnコラムニスト:karira