年が離れていたこともあり、小さいころから両親にちやほやされて育った妹。何でも欲しがるわがままな性格が、やがて1つの家庭を壊す事態を招くことに……。何が何でも欲しいものは手に入れたがると、すべてを失う可能性もあると感じたお話です。
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ちやほやされて育ってきた妹

「妹とは6歳年が離れていることもあり、両親はとてもかわいがっていました」と当時を振り返る姉のAさん。妹は何でもかんでも欲しがった物は買い与えていたため、どんどんわがままな性格になっていったそうです。ときにはAさんの私物を奪うことも......。「一度言い出したら手に入れるまで諦めないから仕方がない」とAさんもはじめこそ怒っていたものの、だんだん当たり前になってしまっていました。

「運命の人を見つけた!」「絶対手に入れる!」

ある日、目を輝かせた妹から好きな人がいることを打ち明けれたAさん。「かっこいい」「素敵」と心底惚れている様子の妹の姿を見て、「きっと手に入れるまでアタックするんだろうなあ」と軽く考えていました。その予想通り、2か月後には妹から交際スタートの報告があり、家族一同喜んでいたそう。

家に届いた一通の手紙には驚きの内容が!

それから半年後、Aさんたち家族の住む家に身に覚えのない人から手紙が届きます。不審に思って開封したAさんは思わず「え?」と硬直。それもそのはず、妹が付き合っていたのはどうやら既婚者で、その奥さんから「あなたのせいで離婚することになった」「慰謝料を請求する」という内容だったからです! 妹に問い詰めると「お姉ちゃんたちも応援してくれたじゃん」と逆ギレ。一気にAさん家族は混乱状態に陥りました。

地獄に落ちた妹の末路とは……

妹は彼から「遊びだった」と振られ、可愛がってきてくれた両親もこの事態に激怒し家を出る羽目に。多額の慰謝料を背負って、今は昼夜問わず働いて、質素に暮らしているそう。私利私欲のために誰かを傷つけると地獄が待っていることがよくわかるお話でした。

ftnコラムニスト:一瀬あい