姑・義妹とファミレスへ
筆者の知人Aさんは、70代の義理の両親と同居しています。
姑と義理の妹・Aさんの3人で近所のファミレスに行ったときのことです。
義理の妹が「お母さんって70過ぎでも、よく食べるよね。いつまでも元気でね」と言ったところ……。
姑が「人生100年時代! 私はまだまだ生きるわよ〜」と笑顔で返したのですが、なんとその後Aさんの耳を疑う発言をしたのです。
姑の失言に、場が凍りつく
「私が元気なのは、この人のおかげよ。あなたをイジメることが私の生き甲斐だもの!」と、Aさんを指差し1人で大笑いしたのです。
さすがに、義理の妹も「ブラックジョークがすぎるよ。お義姉さん、ごめんなさい」と母親の発言をフォローしてくれました。
しかしAさんは姑の言葉に絶望し、顔もこわばったままです。
その後も、会話に参加せずずっと黙ってうつむいていました。
帰宅後、義理の妹から「さっきは、嫌な思いをさせてごめんなさい。お母さんも深い意味はないと思います。お義姉さんには感謝しています」と連絡がきました。
姑本人からではなく、義理の妹から謝られたところでAさんの怒りが収まるわけありません。
姑と訣別宣言!
数日後、Aさんは姑を「大事な話があります」と呼びだしました。
そして「私は、仕事と子育てで忙しいです。家の仕事も頑張ってきたつもりです。
でも、お義母さまにとっては不愉快だったのですね。
私は、最近更年期でとても体調が悪いので、今日からお義母さまたちの食事・洗濯・掃除はすべてご自分たちで済ませてください」と宣言したのです。
いつも穏やかなAさんが険しい顔で淡々と言い放つ姿に、さずがの姑も何も言えなかったようです。
姑のホンネは【実の娘>嫁】だった
義理の母はもうすぐ80代というところで、食事はもちろん身の回りのこと全てを自分でしなければいけなくなりました。
じつはAさんの姑は、近所に実の娘が住んでいるので、困ったことがあれば娘に頼ればいいと思っていたようです。
同居している嫁には感謝せず、こんな甘い考えでいたので足をすくわれたのでしょう。
本当に自業自得ですね。
ftnコラムニスト:広田あや子